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勢いよく起き上がると、豪華な装飾が施された部屋が見えた。
周りを見ると、月の王宮の内部だと分かった。
「？」
今までのカルデアの記憶は夢だったのか。
随分と濃い夢だったと不思議に思いながら、ベッドから降りた。
同時に侍女の兎が部屋に入ってきた。
「あ、王女様！ご起床なさりましたか！？すぐさま、皇女様にご連絡致します！」
何やら騒がしい兎の侍女だと思いながら、カルデアの記憶を呼び起こす。
「お着替えしますか？すぐに持ってまいります」
「お願い」
他の侍女の兎が扉越しでたが、去って行く気配がした。
「BB元気そうだったなあ」
「あのAIがどうしたの」
「お、お母様！？いつから！？」
「貴女の侍女から聞いたわ。ようやく起きてくれたのね」
久しぶりに見た長い黒髪の女性。
彼女は私が長い間寝ていたと言った。
やっぱりカルデアの出来事は夢だったのか？
「貴女が起きたなら、盛大な宴にしなきゃ。豊姫や依姫も呼びましょう」
「来てくれるんですか？」
「あの姉妹、結構心配していたのよ？特に依姫は」
くすくすと上品に笑うお母様。
気高き厳しい依姫さんが、私の心配をしているとは驚きだ。
「じゃあ、皆に連絡してくるから。また顔を出すのよ？」
「はい」
部屋から出て行った彼女を見送った後、入れ替わるように着替えを持ってきた侍女が入ってきた。
「王女様、お着替えでございます」
「ありがとう」
着々と着替え侍女は寝間着を受けとり、出て行った。
どうしようかと久しぶりの自室を散策していると、小さなテーブルの上に見覚えない本があった。
不思議に思いながら、本を開くと中から手紙が出てきた。
手紙を開くと、地球の言葉である英語で書かれていたが、永琳様にひっそりと教えてもらったのでだいたいは読める。
Aさんへ
最初で最後の貴女への手紙ですが、読んでくれているのなら幸いです
貴女といた日々が私にとっては、とても楽しくて輝いているものでした
ちゃんとした恋は初めてだったから、多分そう思っているのです
貴女を勝手に連れてきて申し訳ありませんでした
貴女に会えて本当に良かったと思っております
また会える日を楽しみにしております
ソロモンより
終わり
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みょん - 設定が細かくて面白いです！ (2021年10月24日 23時) (
レス) @page1 id: be1f1389a2 (このIDを非表示/違反報告)
美虎都(プロフ) - 大丈夫です！のんびり待ってますね！ (2017年11月15日 13時) (レス) id: 6e6a008299 (このIDを非表示/違反報告)
さうざん(菜っ葉)(プロフ) - 美虎都さん» コメントありがとうございます。エドモンさんって、性能も性格も素敵ですので、彼メインのお話を作りました。喜んでいただいて嬉しいです。更新は気長にのんびり待ってってください。(返信遅れてすいません) (2017年11月15日 5時) (レス) id: 69689cf56c (このIDを非表示/違反報告)
美虎都(プロフ) - とっても面白い 私の好きなキャラクターエドモンだからとっても嬉しい続き気になる (2017年10月29日 16時) (レス) id: 6e6a008299 (このIDを非表示/違反報告)
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