吸血鬼?4話 ページ7
「ころちゃん!護衛ってやぎろんくん以外いないんですか?」
「・・・僕には吸血鬼の護衛なんていらないからね。だってどうせみんな僕を見てくれない。僕の地位だけしか見ない。そんな奴らおいとける訳ないだろ?」
ころちゃんは笑っていた。でも僕にはわかる。この笑い方は嘘の笑い方。僕と同じ。
「るぅとくん!僕その服嫌だから、買いに行こう!」
「僕気に入ってるんですけど・・・」
僕がいま着ている服はころやんの髪の色と同じきれいな水色と、僕の好きな黄色で刺繍がされているころちゃんの服だった。
「いいから買いに行くよ!」
「はい・・・」
僕はまたころちゃんに手を引っ張られた。
「そうだ!ちょっと待ってて!すぐ戻るから!」
ころちゃんはせっかく繋いだ手をほどき僕をおいて城に戻ってしまった。
「もう!何なんですか本当に!この服せっかく僕ところちゃんの色の刺繍が入ってるのに!でも、これも思い出。後悔しないように生きなきゃ。それが僕の存在意義だから・・・。ってそんなこと思っちゃいけない!まだ彼は生きている!心の中で、絶対に・・・。絶対に・・・」
僕は自分に言い聞かせた。
「るぅとくん!おまたせ!」
ころちゃんは、ほんとにすぐ戻ってきた。そしてなにかフード付きの布を渡してきた。
「なんですかこれ?」
「ん?あぁ。僕の変装道具はまだ使えないからさ、これだけ貸してあげようと思って!!絶対顔見られちゃだめだよ!るぅと君かわいいから連れてかれちゃう!」
「ここでも誘拐みたいなことあるんですか!?」
僕は『かわいい』と言われたことが嬉しいと悟られないように、違うことを言ってフードを被った。顔が赤くなっていたことは言うまでもないけど・・・。
「人間って珍しいからより狙われるんだよ!しらんけど・・・。まぁ、普通は大丈夫でしょ!」
「それフラグですよころちゃん!」
「あ。ごめん」
「いえ。大丈夫です。僕を誘拐しようとしてやつは、ボッコボッコにしてやりますよ♪」
僕はグーパンチの体制をとった。
「ちょ。え?怖」
「さ!行きましょう!ころちゃん!」
ころちゃんは少し怖がっていた。大丈夫です!僕がフルボッコにします!
「で、どこですか?」
「服屋なんだけど・・・」
「っていうか。なんですかそのメイク!?」
「なんかへん?かわいい女の子でしょ?」
「それで女の子のつもりですか?」
「ちゃんと女の子ですわよ!あんたどこ見て言ってんの!」
どう見ても女の子じゃないです。
8人がお気に入り
「すとぷり」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななジェりぃぬ推し - 自分にも犬耳か猫耳生えて欲しいなぁって思ってた時ありました!ww (2022年10月10日 0時) (レス) @page11 id: 6b10fa0b78 (このIDを非表示/違反報告)
ななジェりぃぬ推し - ってね!ジェルくんの甘々イケボイスで!まぁジェルくん推しの2番ですけどw1番莉犬くん!カワボと赤髪黒メッシュ、ななるぅと色のオッドアイに惹かれました!←漢字合ってるか?まぁ良いや!他には私動物マニアで犬耳と尻尾に憧れたとか! (2022年10月10日 0時) (レス) @page11 id: 6b10fa0b78 (このIDを非表示/違反報告)
ななジェりぃぬ推し - 水森千紗さんは、同性愛・性同一性障害の可能性ですか、、、性同一性障害なら莉犬くんと一緒じゃないん?羨まし!まぁ私はジェルくんと出身地同じです!お・お・さ・か!ジェルくんの早よねーやで眠くなりました!zZZ...wwすとぷりのオレンジ担当ええ声代表のジェルで〜す! (2022年10月9日 23時) (レス) @page11 id: 6b10fa0b78 (このIDを非表示/違反報告)
ななジェりぃぬ推し - meiwakameronnさんと水森千紗さんめっちゃ話してるやんwwwめっちゃ仲良しやし!るぅころ最高!!すとぷりの作品マジで最高! 水森千紗さんの作品、、、、、、100点満点やぁ!凄い素敵な作品!!👏 (2022年10月9日 22時) (レス) @page8 id: 6b10fa0b78 (このIDを非表示/違反報告)
水森千紗 - meiwakameronnさん» 一回考え直して!! (2021年11月28日 10時) (レス) @page31 id: 58d6b4bb04 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水森 千紗 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9zao/
作成日時:2021年9月10日 9時