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第7Q ページ7

『…ただいまー』

ドアを開けて頼まれていた醤油を渡す




…あ、お父さんからなんか話あるみたいやで?
と心なしか企んでいる顔の母


『………話?よくわからんけど分かったー』



そんな母を余所に父の所に行く







『…入るよー』

返事が来たから取り敢えず入る


入った瞬間固まった




父の手にはおつかいに行くまでウチが読んでた医学書




(これは、やばい)




………だが背に腹は変えられない
ならばいっそ開き直ってしまえ



『うん、せやで』


腹をくくって清々しく返事する


「せやと思った!!だって俺の娘やもん」


『………へ?
なんでウチやと思ったん…?』


「…んー?勘かな〜?
そんなことはどうでもええねんて!」




(どうでも良くないよ!)

出かけた言葉を飲み込んで次の言葉を待つ



「ユキ、医大行って勉強しーひん?」


キラキラした眼差しで見つめる父上

『…うん!!』

……に、つられて返事してしまう娘(仮)








そうと決まればと電話をかけ始める父上は、切実に気付こう?!とあわて出す娘を置いて一人話を進めていく





(…はぁ…もうやだ)




「よっし!…父さんの某医大の教授やってるツテに電話したところオッケーやってさ!!

ただ、免許の試験受けた後にアメリカに留学させることが条件やったけど、大丈夫!ユキならできる!!」


『…う、うん!』


気圧されたけど、…我が父よ、最後の言葉だけは解せぬ




だが、…父の電話を無駄にしないが故にその教授の元に通う事に決意した





『…………ってゆうかいつから?!』

「…あーごめんごめん、明日からや」





…柄にもないことを考えるんじゃなかったと少し後悔


『…そーどすか。分かりましてよ』


そう言って自室に戻った

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☆◆☆ナツ★◇★(プロフ) - はい、楽しみにしてます(^ー^) (2014年12月14日 10時) (携帯から) (レス) id: b403556f07 (このIDを非表示/違反報告)
零彩(プロフ) - ☆◆☆ナツ★◇★さん» コメありです!!テスト落ち着いたんで、また随時更新しますね! (2014年12月14日 1時) (レス) id: ddbaa3aeb1 (このIDを非表示/違反報告)
☆◆☆ナツ★◇★(プロフ) - 続き早く読みたいです(^∇^) 更新頑張ってください。o(*⌒―⌒*)o (2014年12月14日 1時) (携帯から) (レス) id: b403556f07 (このIDを非表示/違反報告)
零彩(プロフ) - 夜月奈由果さん» コメありです!!あと数話で出てきてくれるはずです…多分← (2014年11月17日 20時) (レス) id: ddbaa3aeb1 (このIDを非表示/違反報告)
夜月奈由果(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!黒子達はいつ出るかな?ヾ(≧∀≦*)ノワクワク…… (2014年11月17日 20時) (レス) id: 20178fed9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星歩 | 作成日時:2014年2月20日 20時

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