【黒バス】トリップしたら白髪の巫女になっちゃいました

第18Q ページ18

着慣れない制服を身に纏って学校に向かって歩く


『…にしても、この時期に転入生って居ないよね…そもそもこの時期って何してたっけ？』


前世の記憶を思い出しながら歩いていると前方からトンッと衝撃が来た


顔を上げると紫の髪をした巨人が目の前に

『すみません』

と急いで謝る

どうやら人がいたことに気付かずに進んでいたらしい

「いいよ〜」と間延びした返事を聞いてから再び歩き始めた



＊＊



いざ学校に着いたと思ったら、偉い顔の整った金髪さんを中心に人集りが出来ていた


…まぁ俗に言うイケメンに部類にされる感じの顔だから仕方ない……のか




『ってゆうか、こんなの漫画の中だけだと思ってた』


自然と言葉が溢れてしまった為、ファンの子？に睨まれた

(あらら…)

だからといって、囲まれてる子も囲まれてる子だと思うけど


とりあえずファンの子の統制をちゃんとしてほしいものだ

あわよくば、この肉壁を退かせて欲しい



『……はぁ』

周囲を見回し、塀に足を掛ける


(少し塀を登って入るぐらい大丈夫だよね)



スルスルと登った塀の上から見つけた、水色の髪をした少年が普通に通れていることに驚く


(……あ、目があった)


何故か驚いた顔してるけどよくわからない


「あ！！！！！」



『ぬぉ？！』

(ウチまだ塀の上やねんけど？！)


誰だと振り返るとそこには懐かし桃色の髪をした少女と青い髪をした少年がいた

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