一人暮らし 〜千side〜 ページ30
おかりんから、Aが引っ越しの資料貰ったのを見て、思わず言った。
「え?僕と住むんでしょ?」
「「『はい?』」」
Aもモモもおかりんも青ざめた。
「・・・・・・あ。ごめん。Aだった。」
「どういう意味ですか!ヤスさんに言うつもりですか!?」
「ええー!モモさんじゃなくてユキさんなんですか!?」
事務所スタッフが盛り上がった。
どうやら上手く誤魔化せたらしい?←
Aを見ると、真っ赤になっている。
【こっちも伝わったみたいで良かった。】
取りあえず満足。
Aを僕が送る事になった。
「それ、いらないでしょ。何で受け取ったの。」
車の中で、引っ越しの資料を見るAに言う。
『一人暮らしするから。』
「は!?いらないでしょ。僕と住めばいい。」
思わず路肩を探して止めた。
『ひーとーりーぐーらーしー!』
ムッとする。
本当にAは僕の思い通りにならない。
そこも良いところだけど、僕のいう事も聞いてくれてもいいじゃないか。
「何で一人暮らしがいいの。僕と住みたくないの。」
『うーん・・・苦労する自分が見える。毎日、千を起こすのにイライラするのやだ。』
「・・・お姫様のキスなら目が覚めるよ?」
言うと睨まれた。
『その後が怖いし、絶対目が覚めないと思う。』
「怖い?」
『・・・色々。』
Aが顔を赤くしたから、何となく言ってる意味が分かった。
Aの首の後ろに手を伸ばし、至近距離で言う。
「もうシタんだから怖くないでしょう。・・・それとも期待してるの?」
Aを見ると、凄く真っ赤で、唇を寄せようとすると体を押された。
「そんな力じゃビクともしないよ。」
『・・・・・・っ』
Aが震えてるのに気づいて、軽くして運転を再開させた。
【何で今更怖いんだ?】
する事はした。
やっと僕のモノになったというのに、すぐ逃げる。
扱いは変わらない。
もっと素直になると思ったのに。
チラッとAを見て視線をすぐ戻す。
まだ顔を赤くして、膨れたような顔で窓の外を見ていた。
【かわいい・・・・・・まだ照れてるんだ。】
僕もドキドキしないわけじゃない。
でも、あそこまで初々しくはない。
いや、僕が初々しかったら今頃、全く手は出せてないだろう。
Aの居候先の近くで車を止める。
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ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時