嫉妬心 2 〜千side〜※リクエスト続き ページ20
Aが折角午後オフだから、僕の家で一緒に過ごそうと思ってたのに、モモの家でゲームをすると言うのでついてきた。
ゲームの話をしてるかと思えば、声優の話になり、Aが耳元で囁かれたいと言う程の声ってどんなだとムカついた気持ちを抑えて聞くと、映画予告を見せてくれた。
確か毎年春にやってるアニメ映画だ。
毎年行っているらしい。
「声の系統がモモに似てる?」
『あぁ、言われてみればそうかも。でも百が演じるなら2枚目でもそのままの声が好きだな。』
モモを見ると、ポカンとしている。
次第に顔が赤くなり言った。
「そ、そんな事言われたら、モモちゃんキュンとしちゃう!!Aの事また好きになっちゃう!!」
「なんだって?」
思わず低い声がでた。
「ひっ!ごめんなさい!もう言いません!」
モモもAもゲームを始めた。
僕はさっきの動画をまた見る。
僕とは全く系統が違う声。
イライラした。
Aとモモを見る。
楽しそうにゲームをしている。
「A!そこのアイテム取って!」
『えっもうちょっと早く言って!わ、百早い早い!勝手に先に行かないで!フォローどこ行ったの!』
Aがそう言ってモモを肘で小突く。
2人は楽しそうに笑っている。
距離が近い。
僕と一緒にいても、あんなに気軽に小突いたり触ったりしない。
やっぱりAはモモが好き?
じゃあ僕は何?
彼氏じゃないの。
『終わったよー千・・・あれ?小説読んでるんじゃなかったの?』
僕の手元を見たAが不思議そうに聞く。
さっきの動画がまた流れていた。
「これ、見に行く?ユキも気になるなら3人で・・・・・・」
モモが言いかけて僕を見て止まる。
「あー・・・ユキとA、2人で行ってくれば?オレはいいからさ。」
『え?何で?さっき人気あるから行きたいって言ったでしょ?』
「いやーオレはいいよ〜。たまにはデートしておいで。モモちゃん馬に蹴られちゃう!」
『何言ってんの?』
ずっとモモを見ていたAが僕を向いた。
『千、怒ってるの?なんで?』
【怒ってる?僕が?何に?】
Aに?モモに?
どうして。
こんなに2人共、好きなのに。
「えーやだなぁA、ヤキモチだよ!」
ヤキモチ?
イライラの正体。
まだモヤモヤしている。
自覚すると、今までのAの言動を思い出して、更にイライラした。
気づけば勝手に口が動いていた。
「ねぇモモ・・・A、連れて帰っていい?」
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ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時