嫉妬心 3 ※リクエスト続き ページ21
「ねぇモモ・・・A、連れて帰っていい?」
何だかヤキモチを妬いてる(らしい。百が言うには。)千が言った雰囲気が怖かったのか、百は背をピシッとして答えた。
「えっ?は、はい!どうぞ!」
【なんで百怯えてんの?】
行くよと千に手を引かれ、鞄を持ってついていく。
いや、何で普通に千の家に行くことになってんの?
千は家まで一言も喋らなかった。
家に入っても喋らない。
なんなの?
「座って。」
『え?あ、はい?』
促されるままソファーに座る。
千も隣に座ってジッと私を見ている。
あれ?何か怖い?
え?迫られる怖さじゃなくて怖いって思ってんの?私。
何で?
千だよ?
「A。」
『何?』
「Aは僕の彼女だよね?」
『はぁ、そうなっちゃいましたね。』
「何、なっちゃったって。」
『いや、だって、全く後悔しない日がないわけじゃないから。』
「・・・へぇ。僕の事、好きじゃないの。」
千が挑戦的な目になってるように見えるのは何でだろう?
『え?好きじゃなきゃ付き合ってないよね?』
「・・・僕、Aに一度も好きって言われてない。言って。」
『え?言ってない?』
「うん。モモばっかり好きって言ってるし、さっきの声優だって好きとか囁かれたいとか・・・僕は一度だって、Aに好きも格好いいも囁かれたいも言われていない。言って。」
言ってって言われても・・・・・・
『いや・・・でも・・・』
「でも何?僕なら気にしないとでも思った?僕の自信をへし折るのはいつもAだ。」
千の気迫に思わず、千との距離をあけた。
千も間を詰めてくる。
「何で逃げるの。」
『え?なんとなく?』
「もう彼女でしょ?・・・・・・ドキドキしてるの?」
急に千が私の両肩に触れた。
ドキドキすると逃げたくなる、そう言った事を言ってるのは分かる。
でもそうじゃない。
『怒ってる千が・・・怖い・・・から?』
「誰が怒らせてると思ってるの。」
『それは・・・・・・』
どうやら私が怒らせているらしい。
千がため息をついた。
私の両肩に触れていた手を離す。
「いいよ、もう。Aは僕の事を好きじゃない。ただ僕が可哀想で付き合っただけなんだ。」
『えっ?違・・・っ』
「何が違う?僕にヤキモチ妬かせて自分は知らんぷり。僕はこんなに好きだって意思表示しているのに、Aはずっと逃げる。僕はAの何。」
嫉妬心 4 ※リクエスト続き→←嫉妬心 2 〜千side〜※リクエスト続き
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ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時