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TRIGGERと一緒に皆に再度お礼を言って、皆で片づけてからタクシーを呼ぶ。
皆を順に見送っている中、おかりんに寄った。

『おかりん、今日の顔合わせ、そうちゃんたちいるって知ってたの?』
「まさか!知らなかったですよ?今日の夕方以降のスケジュールを聞かれただけです。あ、今日顔合わせに行ったマネージャーとは近くのファミレスで話しましたので、ある程度詳細は聞きました」
『わかった。映画撮影で、2週間くらい大きいコテージ借りて撮影するとか言ってたんだけど・・・』

苦笑しながらおかりんを見ると、そうなんですよね・・・と呆けたような声で青ざめている。
スケジュール管理大変だよね、FriendsDayもあるし。

「取りあえずFriendsDay終わってからですから!ちゃんと休みも調整しますよ」

おかりんはフンスと力強く拳を作った。

『2週間の心配はしてないよ。でも休みあるのは助かる〜』

体作りが主だった日ばっかりだったから、それに比べれば最近はだいぶ休めてるけど。

ホッとしてると、おかりんが不思議そうな顔をした。

「・・・寂しくはないんですか?」
『え?何が?』
「何がって・・・」

おかりんが唖然としてる中、百と千が皆を見送り終わってこっちに来た。

「2週間って聞こえたけど!?」

百がいつもより目を丸くしてる。

『うん?うん』
「Re:valeの撮影は!?」
「撮り溜めです。ラジオはAさんはありませんし、FriendsDay後ですから生出演がなければ問題ないですよ」
「そうね」
『そうね』
「・・・・・・そうね・・・」

百だけ納得いってない答え方。
あからさまに目がジトッとしてる。

おかりんと千の視線が私に向けて注がれる。

慰めてって言ってるんだよね?
わかってるよ。
わかるんだけど・・・

『・・・帰ろうか。明日もあるし』

百がわざとらしく、がーん!と呟く。
おかりんが苦笑いをした。

「ーーっ、わかってるから!仕事だからモモちゃん文句言わない!」

顔が既に言ってる。
いや、態度もか。

『じゃあ今日は送ってくれる?』

苦笑いしそうになる口元を、なんとか微笑みに抑えて言うと、百はふくれっ面から笑顔になった。

「今日“も”、ね!送る送る!」

百と付き合ってから、2週間も離れてた事なんてなかったと思うから、それで文句言いたくなっちゃったのかな?
確かに私も寂しくなるだろうけど、想像つかないし、実感もわかない。

そんな事を考えながら、千とおかりんに手を振って、百とタクシーに乗った。

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作者名:miz | 作成日時:2021年7月3日 9時

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