初めての月雲了の家 2 ページ4
「ところで、僕が招待したのはモモなんだけど。」
「僕やAじゃ不満？」
「まさか。会えて嬉しいよ、2人共。君たちとは1度ゆっくり話したかったんだ。」
取り敢えず機嫌が良さそう。
問題はなぁ、千が･･･あれ？でもまだ引退会見とか時期の話まではしてないよね？
「千は尖ったものが苦手なんだってね。この部屋には尖った物がたくさんあるんだ。トラウマ克服に協力しようか？」
千が月雲了を睨む。
【あーあー、挑発に乗ってる･･･】
呆れながらステーキを口にする。
･･･良い肉だな。
千がたまに買いそうな肉質。
でも千が作る方が、ずっと美味しい。
「Aはホラーと虫だっけ？本が好きなら良い本をあげようか。人が虫に浸食される話なんだけど。」
『いいえ、読みきれない本がまだまだあるので大丈夫ですよ。ありがとうございます。』
背筋がゾッとするも、笑顔で返す。
月雲了が目を見開いた。
「へぇ。君は動揺しないんだね。意外だな。」
『そうですか？』
「まぁ冗談だよ。モモにころされちゃう。ところで、朝宮巴と密会したね？」
私は千を驚いた様に見た。
私の演技に、千は私を見て微笑んだ。
「僕を出し抜いたと思っているんだろうけど、それは間違いだよ。」
志津雄さんが説得に失敗だとか話している間に、月雲了に電話がかかってきて引退会見の話をしている。
【話のスジは知ってるけど、いつの間に連絡したんだろ？百？いや、アメって言ってた位だから違うよね。】
「へぇ･･･。志津雄さん、引退するんだ。」
明らかに涼し気な顔をして言う千。
いつか分からないけど、千が言ったんだな、この顔は。
月雲了が、志津雄さんが引退会見した事に対して褒めてるけど、明らかにイライラしてるのが見て取れる。
千を見て、おまえの入れ知恵か？と聞いてる。
【どうするかな･･･百にアメって言ったしな。】
「･･････だけど、千。僕は今、とてもむしゃくしゃしているよ！」
「今すぐ知恵の輪を始めて癇癪を起こして悶死するといいかも。」
千が月雲了を見下すように見て言った。
完全に煽ってる･･･。
「冷たいな･･･。スターに嫌われるなんてショックだ。」
凄い。全然感情こもってない。
千が鼻で笑う。
その後、月雲了を睨んで言った。
「僕はもっと前からむしゃくしゃしてたし、最初からお前が大嫌いだ。もう帰っていい？」
うわー、千、こんな顔してたんだ、このセリフの時。
こっわ。
ここまで怒った顔の千、見たことないけど。
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ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» if･･･九条天、公開しました！のんびり更新で申し訳ないですが、良ければどうぞ＾＾ (2019年8月1日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 分かりました！気長にお待ちしております((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ (2019年7月22日 3時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» ありがとうございます＾＾どれかキリがついたら出そうと思います！ (2019年7月17日 3時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 出来るんですか！？凄く嬉しいです！幾らでも待ちます！ (2019年7月14日 13時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» エレノアさん、天くんsideは作成出来そうです。ただ、もう少し練った上で公開させて頂いてもよろしいでしょうか？ (2019年7月12日 0時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月22日 8時
