29（IDOLiSH7オーディション） ページ30
小鳥遊事務所でパソコンをしていると社長の忘れ物を持って、Aが来た。
「あ、A。忙しいのに悪いな。社長、直に戻るから時間あるならそこで待ってて。」
『万は忙しいの？』
「んー･･･うん。やっと本格始動だからな。･･･どうせ知ってるんだろ？」
『はは。誰に聞いてるの。そりゃね。･･････ふふ、いいお兄さん、演じてやってよ。』
いいお兄さん。
思わずデコピンした。
「俺の事、いいお兄さんだと最初に思ってたのは誰だよ。」
『･･････私。』
額に手を当てて、悔しそうに顔を赤らめて俺を睨んでくる。
そんな所も可愛い。
『ふん。騙されただけだもんね。こんなに意地悪だと思わなかった。』
「なんだと？優しいだろ。お前、ちょっとは可愛くしろよ、中身。」
素直だと、きっともっと可愛いと思うのに。
表情に全部出る所は、かわいいか。
自分で分かってるのか？………分かってなさそう。
言っても信じないだろうな。
『へぇへぇ、どうせ見た目は可愛くな･･･』
カタンと音がした方を見る。
二階堂大和くんだ。
「何で･･･」
何で？
何が？
『万、悪い。これおじさんに渡しといて。急用が出来た。』
【え？】
Aが社長に渡す書類を俺に押し付けて大和くんを追いかけた。
「ちょ･･･A！」
え？何？
ただの知り合いじゃないの？
大和くんは泣きそうな表情をしていたように見えた。
Aが追いかけたって事は、何かあるんだろう。
モヤモヤした気持ちを抱えながら、仕事を再開した。
・
懐石弁当(仮)のオーディションの日は、Aにエレクトーンを弾いてもらうとかで連絡以外でもバタバタしていた。
Aが逃げる大和くんを追いかけた日、何があったのかは分からないけど和解した？らしい。
Aの事だから、あれで未来に影響でないように上手くやったみたいだけど、二階堂大和くんを追いかけた時は、きっと何も考えていなかったと思う。
でなきゃ、変装道具１つもせずに飛び出したりはしない。
紡さんや懐石弁当(仮)のメンバーに見つからないように匿う時に、聞いた。
「二階堂大和くんを追いかけた日、よく写真撮られなかったな。」
『いや、撮られた。』
「えっ！？」
驚いて思わず大きい声が出て焦る。
「でも、芸能ニュースにも雑誌にもネットにもなかったけど？」
『千が志津雄さんにお願いしたの。息子のためなら動いてくれるから。』
「へえ、千が。」
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ミズ ミズ(プロフ) - 南雲藍琉さん» キャラ掴み出来てますか？万の口調は千相手と夢主相手だと、ちょいちょい変わるので、ちょっとドキドキですｗ (2019年7月2日 6時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
南雲藍琉(プロフ) - 万さんの小説ってだけでだいぶキてます。供給ありがとうございます……。 (2019年7月2日 0時) (レス) id: 95a4309a02 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» お待たせしました！ありがとうございます！よろしくお願いします！ (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - あいすさん» 読んでいただきありがとうございます！よろしくお願いします！ (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - 万さんルートありがとうございます！待っていました！！読んできます！！ (2019年6月30日 11時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月16日 10時
