笑顔のキミが好き【百】 15 (ページ33)

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第1回大和の打ち上げ話会ページ33

「打ち上げ話会、大丈夫かな？大和。」

ヤスで百とデートの後、時間差で私の家に入る。
千は仕事後に、私の家に来てから3人で行く。

『大丈夫だよ。私は出来ればナギがあちこちに電話してるシーンから傍でヤマさんを見たかった位。』

「大和叫んでて楽しそうだったね！」

あれを楽しそうだったと思うのか。
どう見ても、冷や汗ダラダラだと思うんだけどね、ヤマさん。

『まあ、私も好き。でも目の前で見たら、きっと可哀想になっちゃうんだとは思うよ。だから、これからがね･･･』

「可哀想なシーンあんの？」

『うーん･･･まぁ、色々あるよ。IDOLiSH7とTRIGGERとRe:vale勢揃いだからね。』

「12人の観客の打ち上げ話会。オレも似たようなもんだったけど。」

『ああ、歌えなかった時？でも今回はヤマさんの本意じゃなくて、ナギの軽い恨みの結果みたいなもんだから。』
「うひょ、ナギ怖いんだ！」

百が怖そうに腕を擦ったから、笑った。

・

「LADIES&GENTLEMAN！本日は第1回ヤマトの打ち上げ話会にお越し下さり、誠にありがとうございます。」

【わー、面白ーい！】

ヤマさんが真っ赤な顔したり真っ青になったり忙しそう。

皆で拍手するも、陸が言うように、文字通り“まごまごしてるヤマさん。”

ナギが、めっちゃ楽しそう。
かく言う私も、楽しい。
てか、千は、その隠れたワクワク？隠しきれてないよね。
百が苦笑いして千を見てる。

「･･･えっと･･･。･･･いや･･･なんか、あれだぜ･･･？そんな、大した話でもないんだぜ･･･？」

【ヤマさん、かわいい！！】

そうちゃんと陸のツッコミに、ヤマさんが言葉を詰まらせる。

「まどろっこしいな。チャキチャキっと話したらいいだろうが。」

「･･･おめえみてえなカラッとした江戸っ子気質とは違うんだよ･･･。」

「わかるよ、その気持ち！ウエットな人にはウエットな人の悩みがあるよね！？」

『ウエット･･･』
「何！言いたい事あんの！？」

「適度な湿度はお肌にいいんだよ。」
「お掃除用品の後は化粧水みたいになってるよ！？」

『あはは･･･』

ここでしか分からない話じゃないか。
ほら、ヤマさんため息ついちゃって。

【･･･ん？】

何、この私の左肩に置かれた左手。

「あっ、ユキ！なんでAを寄せてんの！オレの！」

「話しにくいみたいだから、僕たちが初めて会った大和くんの事を話そうか？」

千が私を千側に寄せて言う。

全員「「「僕･･･“たち”･･･？」」」