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“アイナナ警察2” 6 〜千side〜 ページ37

TRIGGERは後で来る。
出来ればその前に全部作ってしまいたい。

モモとおかりんがソファで談笑してる中、Aと次々下準備していく。
時間かかるのは先に・・・・・・

【ローストビーフ・・・モモが好きなステーキソースも用意しておこう。あとこっちの小さい塊肉で・・・】

Aが調理してる横で、こっそり別の物を作る。

Aはわさびが駄目だから・・・

【こういうのも楽しいな。】

下ごしらえが終わって作り始める。

「久しぶりだね。一緒に作るの。」

『そうだね〜・・・ずっと忙しかったもんね。こんな量も初めて。』

「作りがいがあって楽しいよ。」

『千、浮かれてるね。メニュー、ごちそうじゃない?』

Aは目を細めて笑う。
可愛い。

Aの顎を掴んでそっと唇にキスを落として、何事もなく調理を再開した。
Aは物凄く大きく目を見開いたまま、ポカンとしている。

その視線を分かってて、笑ってAを見た。

「顔、すごい真っ赤だけど。」
『な・・・っ』

「目を開けたまま出来るなんて成長したね。」
『成長・・・っ驚いただけだわ!何で急に・・・っ』

「別に。したいと思ったから、しただけ。ほら、手元動かさないと焦げるよ?」

Aは、やっとハッとして調理を再開した。

「僕の奥さんは反応が初々しいね。」
『奥さんじゃありません。千が慣れてるだけでしょ。』

「こんなシャイな男を捕まえて?」
『シャイなら、サラッとキスなんてしません。』

「嬉しいくせに。素直じゃない。」
『百もおかりんもいるのに、喜ぶわけないでしょ。恥ずかしいわ。』

チラッとモモとおかりんの方を見ると、普通に話してるように見える。
さっきはコンビニの話してたのに、今度はドラマの話をしている。

「聞いてないよ、僕たちの話。」
『絶対聞こえてて見たと思うけど!?』

「見てても聞こえてても別に良いでしょ?」
『良くない!』

Aが作り終わったゴーヤチャンプルをお皿に移しながら怒った。

そんなに嫌なの?

まあ、今まで人のいる所じゃしなかったな。
する気も起きてないけど。

「モモ、おかりん、聞こえてた?」
「聞こえてないですよ!」
「何も見てないし聞いてない!」

「・・・だって。」

Aは呆れたようなジト目をして僕に言った。

『今の2人の言い方と顔色で、本気に受け取れる千を尊敬するわ・・・』

だって、言った事は本当なんでしょ?
モモとおかりんを見ると、顔は赤かったけど。

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ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます!気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます^^気をつけながら頑張ります! (2019年8月5日 8時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miz | 作成日時:2019年5月31日 8時

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