“アイナナ警察2” 〜千side〜 ページ32
“アイナナ警察2”の資料を貰った。
【これは･･･】
思わずため息をつく。
次の日のモモの表情は、笑っているのに空元気な感じ。
僕でも分かる。
「大丈夫か？」
心配になって聞いた。
モモは嬉しそうに照れたように笑って、明るく言った。
「大丈夫だよ！オレたちツーカーだから、いちいち言わなくてもいいよ！」
【ツーカー･･･】
気持ちが通じ合ってる。
「･･･そうね。」
心が温かくなる。
嬉しかった。
Aはいつも“言わないと分からない”と言うけれど、言わなくても通じるものはある。
それは僕が心配してる事がモモに通じていたり、歌って踊ってる時に、ふとモモやAと示し合わせてもいないのに視線が合って微笑み合ったり。
僕が大和くんに初めて会った時のように、大和くんはAが好きなんだと悟ったり。
言わなくても、欲しい時にAが何かをくれたり、求めるタイミングが同じだったり。
あげたらキリがないけど、そういうことはある。
付き合いが長いからこそ、伝わるもの。
でもそれは、どんな形でも愛情がないと伝わらない。
モモの言葉が、僕の好意も伝わってるような気がして嬉しかった。
でもそれからと言うもの、モモは龍之介くんと出かけると言う事が多くなってしまった。
それに加えて、Aがドラマ撮影のために地方ロケ2泊3日。
それだけじゃなく、Re:valeの仕事も4日程ない。
昨日会えなかったし、声も聞けなかったから、実質4日は会えない。
【寂しい･･･】
寂しさを紛らわすように、アイナナ警察2の撮影で、楽くんと一緒にいる事が多くなった。
と言っても、楽くんはまだ撮影初日ですらない。
モモは僕以外といっしょにいる事が多い。
夜にAにラビチャした。
千声聞きたい。
結局既読がついてるのを見たのは次の日の朝。
Aごめんね。夜に撮影終わったの。今日?もこれ位だと思う。
Aからのラビチャは深夜1時すぎ。
遅い。
モモも最近色々時間削ってるのは知ってる。
２人共、体壊すぞ。
Aは地方撮影が終われば、次の日の夕方までは休みだから寝れるものの、モモは明らかに無理をしている。
モモと仲が良い、天くんなら相談相手に良いかも？
Aは忙しそうだし。
そう思って相談。
「Re:valeさんは･･･特に百さんと千さんは火薬だから、乾いたら爆発の危険があることは知ってますけど、いつまで湿っぽい付き合いしてるんですか。」
へえ、中々言うね。
“アイナナ警察2” 2 〜千side〜→←メンバーにした理由 3 〜千side〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アイドリッシュセブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます！気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます＾＾気をつけながら頑張ります！ (2019年8月5日 8時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miz | 作成日時：2019年5月31日 8時
