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メンバーにした理由 3 〜千side〜 ページ31

Aと食事をして、ツクモのマンションの近くの駐車場に車を停める。
Aに怪しいと言われるも、マンションに着いて、上を見上げた。

「どの辺かな。」

『さあ?一回行っただけだから私には分からない。』

いつでも乗り込めるようにしてるけど、Aが時々僕と距離をとる。

「僕、そんなに怪しい?」
『怪しい。』

「もう乗り込んで良い?」
『駄目。』

数分が何10分にも感じる。

『月雲了が何もしていないのに、千が金属バット持って乗り込んだら、警察捕まっちゃうよ。・・・その前に百が暴れて百も捕まるか・・・Re:valeはお終いだね。』

「モモが何かされる前に僕がやる。」
『だから駄目だって。』

Aが呆れたように僕を見た。

『全く・・・あんたたち、暴力事件多すぎなの。普通ないからね?真っ当に生きてる人には、こういうこと。』

「万みたいな事言う・・・」

『万が今いないから私が言うんでしょ。そうしてきたよ、今まで。』

確かに。

元々Aは、万の補佐的な立ち位置だった。
万がいると、万に言い過ぎるとか言い方とか言われてたけど。
今ではモモと僕と対等に言い合うけど。

『本当、4股事件とか、万が千の代わりに殴られるとか、誰かの彼氏が殴りにかかってくるとか。血のイヴとか、照明落下とか・・・私を車道に突き出したり殴られたりも、千に関する事だったし。』

盛大に大きくため息をついて、Aが言った。

【ん?4股?】

「4股事件って何?」

『え?千が4人同時に彼女・・・・・・あ。』

あ?

「そんなこと、Aがいる時あった?」

そもそも、そんな事あったっけ?

『万に聞いたの!私がいないときの話。』

「そう。・・・僕はAしかいらないよ。」

言って目が合うと、Aが笑ってくれる。
そっと顔を寄せると、思い切り手で口を塞がれた。

「いいでしょ、結婚するんだから撮られたって。」
『いいわけあるか!すぐするわけじゃないでしょ!』

「すぐできるでしょ。書類一つ・・・ああ、挨拶?休み合ったら行く?」
『そういう問題じゃない!』

どういう問題?

首を捻ると、Aが呆れたような視線を僕に向けた。

『事務所とかファンとか、色々あるでしょ?』
「ああ、そんな事。事務所には話したよ。問題ない。」
『は?』

「元々ずっと結婚って言ってたんだから、遂にって言われただけだよ。」

まあ、それだけじゃなかったけど。

Aが言葉を失っている間にモモが来て、仲直りした後、皆で笑った。

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ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます!気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます^^気をつけながら頑張ります! (2019年8月5日 8時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miz | 作成日時:2019年5月31日 8時

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