検索窓
今日:2 hit、昨日:19 hit、合計:108,845 hit

アイドル男子チーム 4 ページ31

一段落つくと、全員がこっちに来た。

どのタオルが誰のか頭の中で確認しながら、何本かの飲み物を持って一緒に渡していく。
飲み物と人との間を何度か行ったり来たりしていると、龍ちゃんが全部の飲み物を持ってきてくれた。

『ありがとう。』

「重いからね。男の仕事だよ。」

龍ちゃんはそう言って、ニコッと笑った。

おお、かっこいい。

・・・・・・って、あと3枚。
これ、誰のだっけ?
やばい、覚えてないな。
この人のタオルどれだ。

冷や汗をかきながらドリンクだけ取りあえず取ると、百が私の手にあるタオルをその人に笑顔で渡した。
百が何も言わずにポンポンと私の背中を叩いた。

【気付いてくれたの?】

驚いてると、みっちゃんが「オレもやります!」と言いながら、私が持つ2つのタオルを持ってドリンクと一緒に渡しに行ってくれた。

【気付いてやってくれたのかな?偶然?】

でも、助かった。
みんな優しい。

心が、じんわり温かくなった。

「Aちゃんはモモくんと同じ事務所ってだけで呼ばれたの?」

一緒に飲んでいると、ツクモ関係の人に聞かれた。
単純に不思議そうに言われたから、他意はないと分かっていても緊張する。

「天との共演がきっかけで俺と仲良くなったのもあるんですよ。同じ年齢で話も合いますし。」

『龍ちゃん・・・・・・。』

びっくりした。

龍ちゃんにフォローされると思ってなかった。
いや、優しいのは知ってるけど。

「そうなの?三月くんの方かと思ってた。ほら、二階堂くんがいるから。」

【ヤマさん・・・?】

なんでヤマさん?
・・・・・・まさか、千葉サロンのこと言おうとしてる?

「大和さんですか?どうして?」

みっちゃんが不思議そうに聞く。
心臓がバクバクする。

百を見ると、百も心配そうにみっちゃんたちを見ていた。

「一時期、付き合ってるんじゃって噂になったの知らない?すぐ消えた噂だから信じてはいないけど、仲がいいんでしょ?」

・・・・・・・・・ん?

「『・・・はい?』」

みっちゃんと言葉が被った。

みっちゃんはポカンとした後、笑顔で言った。

「大和さんとAの仲はいいですけど、Aは元々オレの実家でバイトしてたんですよ。しかもうちのマネージャーの従兄弟で。きっかけはそれです。」

みっちゃんうまい。

「へぇ、そうなんだ。てっきり、千葉・・・」
「なぁなぁ、三月、龍。折角だからアイドル男子チーム作らない?他にも今日いんじゃん。」

アイドル男子チーム 5→←アイドル男子チーム 3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
396人がお気に入り
設定タグ:アイナナ , Re:vale ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

ミズ ミズ(プロフ) - 汎用うさぎさん!ありがとうございます!描いて貰える事があるなんてびっくりで、とっても嬉しいです!夢主ちゃんですよね?リンク貼らせて頂きますね♪ (2019年5月9日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - イラスト描いてみました。良ければ使ってください!http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/6/b/36bc53eadf1a1bf4c404b48dc6d305f7.jpg (2019年5月9日 18時) (レス) id: 8e53fc3a0e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:miz | 作成日時:2019年5月2日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。