Twelve Fantasia Tour ��ー 9 ページ14
ちょっと面白くて笑ったら、万にコツンと指で頭を叩かれた。
「結末知ってんだろうけど、IDOLiSH7も負けないぞ？」
『知らないよ、結末。』
「え？何で？」
『エンドが３つあるの。だから分からない。あ、でもバッドエンドがあるなら４つか。』
「･････へぇ。･･･じゃあ、ラクだな。」
『ラク？』
百だけじゃなくて、万も言うの？
「あれをしなきゃいけない、これはやっちゃいけない、これを変えたらどうなるんだろう。そういう恐怖もあっただろ？そういうのが一切なくて、目の前のことに一生懸命になれるって、幸せな事だと思うよ。」
思わず百を見た。
目が合って、思い切り逸らされた。
【･･････こっちを見てた？】
でも、百も万と同じ事を考えている感じがした。
「百くんとの事にも、一生懸命向き合えるだろ？未来は分からない方がいい。俺はそう思うよ。」
『万･･･。』
「百くんの所に行ってこい。不安そうに見てたぞ。･･････さっきの、勢いでやっちゃった感が凄かったから、色々我慢して気にしてんだろ。」
『さっきの？』
「あー･･･Aの手に･･････。」
万が言いよどむ。
思い出した。
あれ、びっくりしたし、恥ずかしかったよ･･･。
『い、行ってくる･･･。』
「うん。」
万は笑って、私の背中を押してくれた。
百に声をかけようとすると、千に腕を引かれた。
「後で僕らの部屋に来て。話がある。」
『え？･･･ああ、うん。』
やけに真面目な雰囲気だったから頷くと、千は笑って手を振った。
意外と酔っぱらっている人が多くて、お開きになって宿泊施設に戻って紡に、百と千の部屋に行くと言うと、笑顔で送り出された。
『百ー？千ー？』
ドアを開けて貰うと百しかいない。
『千は？話があるって･･･』
「あー･･･話があるのはオレの方で･･･。」
百が畳の上に座る。
私も百の前に座った。
すると百がパンッと両手を合わせて拝むように私に言った。
「今日はごめん！」
『え。』
「いや、手にキスするつもりなかったんだけど、ちょっとオレ、最近おかしくて！手を繋ぐのも何かダメになってきてるかもしれなくて･･･」
手を繋ぐのがダメ？
おかしい？
『え？触られるの嫌って事？』
かなりショックなんだけど。
血の気が引く。
あれ？でもじゃあ、何で手にキス？
矛盾してない？
どういう事？
頭の中が疑問符で溢れながら百を見ると、凄く慌てた表情で百が口を開いた。
気持ちを抑える方法 〜百side〜→←Twelve Fantasia Tour ��ー 8
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ミズ ミズ(プロフ) - 汎用うさぎさん！ありがとうございます！描いて貰える事があるなんてびっくりで、とっても嬉しいです！夢主ちゃんですよね？リンク貼らせて頂きますね♪ (2019年5月9日 21時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - イラスト描いてみました。良ければ使ってください！http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/6/b/36bc53eadf1a1bf4c404b48dc6d305f7.jpg (2019年5月9日 18時) (レス) id: 8e53fc3a0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年5月2日 18時
