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91 〜大和side〜 ページ20

Twelve Fantasia Tourのゼロアリーナ公演のオオトリ。
まさかIDOLiSH7が務めると思ってなかった。
純粋に嬉しい。

声援の中、皆で手を振る。
TRIGGERファンもRe:valeファンも納得するトリを務めないと。

いつも通りの俺たちで。

Re:valeとTRIGGERの新曲披露も終わって俺たちの番。

一人一人の意気込みを話した。
リクが新曲を紹介した。

曲を弾いてくれるAを見ると、物凄く嬉しそうに弾いてくれる。

【ああ、ヤスだけど、ああいう顔、好きだな。】

そんな事を思いながら歌いきった。
楽屋に戻ると社長がいた。

「おかえり!みんな本当にお疲れ様。ラストを飾るのにふさわしい最高のステージだったよ。」

ゼロアリーナの総支配人からもお礼を言われてみんなで盛り上がってると、八乙女や百さんが混ぜろと言ってくる。

『弾いてて楽しかった。ありがとう。』

千「本当にいいステージだった。」

百「IDOLiSH7の歌を聴いていると、なんだか元気を貰えるんだよね。」

楽「おまえらのライブを観てると不思議と力が湧いてきて、一緒に声を出したくなる。」

百「元気いっぱいで、みんなも元気にしちゃう!それがIDOLiSH7の魅力の1つなんだろうね。」

天「それは、アイドルとしてのキミたちの大事な武器だ。大切にしなよ。」

マネージャーやスタッフ、総支配人や会長、TRIGGERやRe:vale、みんながいたからここまでこれた。
そんな話をして、帰るだけになった。

【終わったなぁ。】

ゼロアリーナを見ながらメンバーと話をしていると、ラビチャが鳴る。

A一旦家に帰った。今から待ち合わせ場所行くね。
大和分かった。気をつけて。俺も今から行く。
Aみっちゃんには、ちゃんと言ってからおいでよ?
大和分かってる。

「大和さん?帰らねぇの?」

止まってスマホをいじってた俺に、ミツが振り返って言った。

「ミツ。今日、すっげー大事な約束があってな?」

「うん?」

「人生左右するかも知れないくらいなんだよ。」

「はぁ?」

「って事で、今日は帰らない。明日、朝には帰るようにするから。仕事もあるし。」

「仕事朝からあんのに、泊まり?Aん家?」

「違う。」

「じゃあどこ。」

【・・・・・・。】

「内緒。ちゃんと気をつけて帰る。頼む!このとーり!」

両手を合わせて拝む。
ミツは仕方無さそうに息を吐いて、何とかすると言ってくれた。

Aとの待ち合わせ場所に向かった。

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作者名:miz | 作成日時:2019年4月28日 22時

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