70 〜大和side〜 ページ48
NEXT Re:valeのゲレンデと温泉に行く企画。
新幹線に乗って好きなように座席に座る。
Aの肩をポンと叩いて、一緒に座ろうと言うと、微笑みながら頷いてくれた。
【でも、まだ慣れない。】
中身はA、中身はAと暗示をかけるも、そんなに簡単に暗示に引っかかるのはタマやリク位だなと思いながら座る。
「げ。」
通路を挟んだ向こう側に千さんと百さんがいた。
こっちに笑顔で手を振ってくる。
『あら、Re:valeに挟まれて大和って贅沢。』
【大和・・・。】
ヤスだと、呼び捨てにしてくれる所がいいな、なんて思っていると、百さんがニヤニヤして言った。
「大和、顔赤いよー?ヤスの色気にあてられた?」
「そんな事ないです。」
「大和くんは、もっと色気のあるヤスを知ってるよ。きっとね?」
「先輩、黙ってて貰えますか。あることないこと書かれたら困るんで。」
「あることあること、じゃないの?」
『千は本当に黙ってて。』
Aがピシャリと言うと、千さんは百さんとイチャイチャしだした。
「・・・お前、本当に大変だな。」
『あの2人は放置!』
呆れたような顔で2人を見ながら言うA。
ツッコんでと言う2人に楽しそうに嫌だと言って返すA。
Re:vale3人の漫才を見ながら苦笑いした。
Aと時々話していると、ヤスの顔に慣れてきた。
でもその頃には目的地に着いてしまった。
自由にしてもいいんだよな。
「ヤスは何かする予定は?」
『どうしようか迷い中。スキーならいいんだけどね。スノボやった事なくて。』
「前に番組でやったんだよ、スノボ。」
『皆上手そうだよね。下手そうなのは陸?』
「あぁ、中々上手くならなかったからな。俺で良ければスノボ教えようか?」
ちょっとやるなら良いかも知れない。
Aは驚いたような顔をした。
「・・・何だよ。何で驚くんだ。」
『大和が動こうとするなんて珍しい物を見た。』
「・・・・・・。じゃあやっぱやめよう。」
引きつる顔を隠すように、クルリとAに背を向けて言うと、Aが慌てた。
『分かった!教わります!教わってあげるから一緒に滑ろう!』
「・・・・・・お前、教わろうとしてるのに何で上から目線なの?」
苦笑いしながら聞くと、両手を腰にあてて胸を張って言われた。
『Re:vale先輩だから!』
「・・・ソウデシタネ。」
『大和、誰のマネ?ナギ?』
「・・・・・・。本気を出したワタシには誰もついてこれませんよ?」
ウケた。
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ミズ ミズ(プロフ) - chattyさん» いつもありがとうございます!またよろしくお願いします^^ (2019年3月22日 22時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
chatty(プロフ) - 続編ありがとうございます!毎回ドキドキして拝見させて頂いてます(o^^o) (2019年3月22日 19時) (レス) id: 01aa2e4b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年3月22日 8時