とある呪術の天与呪縛 (ページ10)

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10話なのでっすよページ10

だが上条の右手には『異能の力』が宿っている。幻想殺し(イマジンブレイカー)と名乗る、それが常識の外にある『異能の力』であるならば、たとえ神話に出てくる神様の奇跡(システム)でさえも一撃で打ち消す事のできる力を。

上「学園都市(こっち)じゃ超能力なんて珍しくもねーんだ。人間の脳なんざ静脈にエスペリン打って首に電極貼り付けて、イヤホンでリズム刻めば誰だって回線開いて『開発』できちまう。一切合財が科学で説明できちまうんじゃ誰だって認めて当然だろ？」

そうは言うが外の人間に学園都市の常識が通じるのか

『それ言って通じるのか？』

上『流石にわかるだろ』

イ「……よくわかんない」

上「でも当然なんです！」

イ「…。じゃあ魔術は？魔術だって当然だよ？」

むすっとした不服そうな顔を浮かべるインデックス

『まぁ確かにそうなるな』

上「えーっと。例えばじゃんけんってあるだろ？ってか、ジャンケンって世界共通？」

イ「…、日本文化だと思うけど、知ってる」

上「じゃあジャンケンを10回やって10回連続負けた。そこになんか理由が‘あると思うか？」

イ「…、む」

上「ないよな(、、、、)？けど、そこになんかあるって考えちまう(、、、、、、、、、、、、、、、)のが人間なのさ」上条はつまらなさそうに「自分がこんな連続で負けるはずがない。そこにはきっと見えない法則(ルール)があるはずだ。そんな風に考える人間の頭ん中に、例えば『星占い』を混ぜたらどうなっちまう？」

イ「巨蟹宮(カニざ)のあなたはついてないから勝負はやめておけ、とか？」

上「そ。ウチらの間じゃ非現実(オカルト)の正体はソレなんだ。運とかツキとか、見えない歯車(ルール)を夢見る瞬間。ただの偶然なんてちっぽけな現実を、エライ必然と勘違いする心。それが非現実(オカルト)さ」

その後もむすーっとしていたが
イ「…頭ごなしに否定するって訳でもないんだね」

上「ああ。だからこそ(、、、、、)、真剣に考えてるからこそ(、、、、、、、、、、、)、カビ臭い昔話はダメなんだ。絵本に出てくる魔術師なんて信じられない。MP消費で死人が‘復活するってなら誰も育脳(かいはつ)なんかやんねーしな。全くもって『科学(ゲンジツ)』と無関係なオカルトは信じられないな。」

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とりあえず先週分投稿
中途半端だし主人公登場少な！
評価嬉しいです。
…もっとくれてもいいんだよ？