とある呪術の天与呪縛 (ページ35)

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35話ッス！ページ35

こんにちは！お気に入りにして下さってる方が1人増えた！
hit数も増えてて嬉しいです。泣きそうです！
今回も原作沿いで主人公の出番がないかもしれませんがよろしくお願いします。
…誤字脱字、私が気づいてないだけで絶対あると思うんだけど、誰も指摘してくれない…
なかったりして((
とりあえずどうぞ！
＿＿＿
もちろん、清掃ロボットは『床に広がり続ける汚れ』を掃除しているのであって、直接インデックスの傷口には触れていない。

それでも上条には清掃ロボットが腐りかけた傷口に群がる羽虫のように見えた。

そこまで思っているのに。

1台でさえ重たく馬力のある清掃ロボット、それが3台にもなると全てを引き剥がせない。

1台に気を取られていると他の2台が『汚れ』に向かってしまう。

神様でも殺せる男のくせに。

こんなオモチャをどかすことさえ、できない。

インデックスは何も言わない。

血の気を失って紫色になった唇は、呼吸しているかどうかさえ怪しいほどに動かなかった。

上「くそ、くそっ‼」

混乱した上条は思わず叫んでいた。

上「何だよ、一体何なんだよこれは⁉ふざけやがって、一体どこのどいつにやられたんだ、お前‼」

突然黙っていた伏黒が言った。

『魔術師とかいうやつだろ、きっと』

？「そうだよ？僕達『魔術師』だけど？」

だからｰｰｰｰだからこそ背後からかかった声は、インデックスのものではない。

殴りかかるように上条は体ごと振り返る。

エレベーター……ではない。

その横にある非常階段から、男はやってきたようだった。

白人の男は2メートル近い長身だったが、顔は上条より幼そうに見えた。

歳は…おそらくインデックスと同じ14、5だろう。その高い身長外国人特有のものだ。

14歳で神父？とかは気にしない。

服は教会の神父が着ているような漆黒の修道服。

ただしコイツを『神父さん』と呼ぶのはかなり抵抗がある。

相手が風上に立っているせいか、15メートル以上離れた上条の鼻にも甘ったるい香水の匂いが感じられる。

肩まである金髪は夕焼けを思わせる赤色に染め上げがれ、左右10本の指には銀の指輪がメリケンのようにギラリと並び、耳には毒々しいピアス、ポケットから携帯電話のストラップが覗き、口の端では火のついた煙草が揺れて、極めつけには右目のまぶたの下にバーコードの形をした刺青(タトゥー)が刻み込んである。

神父と呼ぶにも、不良と呼ぶにも奇妙な男。

＿＿
ここで終わり
誤字脱字あったら指摘してね