とある呪術の天与呪縛 (ページ12)

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12話　完全記憶能力って欲しいよね。ページ12

こんにちは、作者の東京都の上空に浮かぶ雲です。
みなさん、評価ありがとうございます‼1人で喜んでました。
これからも駄作をよろしくお願いします。
それではどぞ！
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上条が言っているのは、インデックスの着ている純白のシルク地に金糸の刺繍という超豪華な修道服の事だ。ちなみに学園都市にいると超浮いて見える。いやもしかしたら外でも浮いて見えるかもしれないが。
イ「……私は禁書目録(インデックス)だから」

上&伏「は？」

(インデックスだから？どういうことだ？インデックスって名前じゃねぇのか？)

イ「私の持ってる、10万3000冊の魔導書。きっと、それが連中の狙いだと思う」

(持ってる？記憶してるとでもいうのか…？)

まるで当たり前のように言うインデックス。ただし上条は全く意味が分かっていないというこれは魔術の時と同じく信じていないんだろう。

上「…まーたまた、良く分からない話になってきたんですが」

イ「だから、何で説明して行くたびにやる気が死んでくの？もしかして飽きっぽい人？」

上「えっと、整理するけど。その『魔道書』ってのが何なのか良く分らないけど、とにかくそれって本なんだよな？国語辞典みたいな」

イ「うん。エイボンの書ソロモンの小さな鍵(レメゲトン)、ネームレス、食人祭祀書、死者の書。代表的なのはこういうのだけど。死霊術書(ネクロノミコン)は有名すぎるから亜流、偽書が多くてアテにならないかも」

次々とよくわからない単語を並べていくインデックス

上「いや、本の中身はどうでも良いんだで、10万冊って＿＿＿＿＿どこに？」

10万冊なんて並の図書館にもないのではないか。

上「なに、どっかの倉庫のカギでも持ってるって意味なのか？」

イ「ううん」
インデックスは首を横に振り、「ちゃんと10万3000冊、1冊残らず持ってきてるよ？」

は？と上条は眉を顰めた

上「…バカには見えない本とか言うんじゃねーだろうーな？」

『そしたらほとんどの人間見れねぇじゃないか』

イ「バカじゃなくても見えないよ。勝手に見られると意味がないもの」

インデックスの言葉は飄々としていてなぜだか馬鹿にされた気分になる。

上条はぐるりと部屋を見回す。床にあるのはゲーム雑誌と隅に放り捨てた夏休みの宿題ぐらいだ。

上「…うわぁ」

今まで我慢してきたがこれ以上は無理だろう

(…なんか段々と胡散臭い話になってきたな。普通はこの辺りで信じられなくなるな上条もそうだろうな)