年下の君と僕【安室透】

嫉妬してるんですか？2 ページ7

コナンside

安室さんは仕事柄、Aさんに想いを伝えないだろうと思って油断していたが、、、
そもそもAさんは本当に安室さんのことが好きなのか？
安室さんの正体を知ったうえで好きなのか？
くっそ…俺だって、、


「コナン君？？ケーキ、食べないの？」

Aさんが俺の顔を覗きこんだので、ハッと我に返った。


「え？？あ、うん！食べるよーー！」

パクッ

「うわぁーおいしい〜！」
「おいしそうだね」


「じゃあAお姉ちゃんも食べる？」

Aさんのことだから、「自分で食べるよー！」とか言って恥ずかしがるのが
ちょっと面白いから、からかってやろう。←
ケーキを刺したフォークを「あーん」と言いながらAさんの顔の近くに持っていくと、

「え？いいの？じゃあ」

パクッ

「おいしい〜〜！！コナン君、ありがと〜ってあれ？どした？顔真っ赤だよ？」


っ！Aさん、、、それは反則だろ、、、

これって間接キスじゃ、、？

Aさんにはドキドキさせられてばっかりだ。



沖矢side

ほぉ…コナン君があれほどたじたじになっているのを見るのは久しぶりだな。

ふっ、Aさん、なかなかの女性だな。おもしろい、、、



「いけませんね、Aさん、口元にクリームが」


机に手をついてAさんの唇についたクリームを指で拭う。
そして指についたクリームを舐めた。

「え、」

一瞬顔が赤くなっているように見えたAさんだが、今度はなにかを見つけて顔が青ざめていく。

ふっ、どうやらもう時間のようだな。


Aside


「おや、めずらしいですね。3人でお茶会ですか？」

「えっ」

零さん、、、、！！どうしてここに！？


コナン君がなぜか慌てた様子で口を開く

「あ、安室さん…たまたまAお姉ちゃんに会って、それで」(や、やっべーよ！この状況！)
「楽しくお話ししていたところなんです。ね？Aさん？」
「そそそそそそうなんですよ〜」

零さんは沖矢さんの方を向き、鋭い視線を送った。

「話していただけには見えませんでしたよ」
「他に何かしていたと？」
「そうですね。まさかAさんの唇に触ったりなんてするわけがないとは思いますが」
「口元のクリームをとっただけです」
「くっ」

2人の間にバチバチと不穏な空気が流れる。

「それと、Aを下の名前で呼ぶのはやめていただきたい」
「私は親しみを込めてAさんとお呼びしているのです」

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