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「いや、及川さんちょっと待ってください？！」
「えーなんで！」
しんみりとした空気は夜に溶けていって
時間も時間だしそろそろ寝ようか、なんて
私はもちろん、来客用の布団を敷いてそこに寝ようとしたのに
「Aちゃんこっちおいでってば！」
「いやいや！！ おかしいですって！」
当然のように、2人で寝ようとする及川さんに腕を掴まれていた
決して強くはないものの、断固として譲らなそうな態度
面倒になったのか、ついに私を抱えてベッドに引き込んだ
「はい、もうちょっと壁際寄ってね」
「お、お、及川さんっ」
当たり前だけど私のベッドはシングルサイズ
2人で寝るにはくっつくしかない
それを避けようと、背中を壁にピッタリつけてじっとしていた
隣にはいつ見てもカッコイイ及川さんの綺麗な顔
「なぁーんで壁にくっついてんの、こっちおいでって」
「っ、でもっ、！」
頭の下に逞しい腕を敷かれて、腰に手を添えられて抱き寄せられる
慰められた時のとは違う、甘い雰囲気でのそれは私の鼓動を簡単に速めた
顔が近い
及川さんの匂いがして
背中に回された腕にドキドキする
「今日はたくさん甘えな？」
そう言って笑った及川さんにまた心臓が跳ねた
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観月(プロフ) - アキさん» 大丈夫ですありがとうございます！！！そう言っていただけるともっと更新頑張れます…！ 本当にありがとうございます！！ (2020年10月7日 20時) (
レス) id: d67a3f96a5 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - コメントさせてもらっても大丈夫でしょうか。このお話大好きで更新通知が来るたびワクワクしています^_^ありがとうございます (2020年10月7日 16時) (レス) id: 91cac48c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：観月
| 作成日時：2020年10月4日 17時
