牛島若利の妹 "でした" 。４【及川徹】

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「っ…！！」


思わずベンチから立ち上がった

今すぐにでもみんなの元に駆け寄りたい気持ちを必死に抑え込む


対烏野戦

最後、綺麗にブロックが決まった

床に落ちるボールと絶望した表情を浮かべる烏野、そして輪になって喜ぶ青城

コートの向こう側には蛍と忠の姿もある

整列をして挨拶が終わった瞬間、私はみんなの中に飛び込んだ


「皆さんっ、おめでとうございますっ…！」


さらっと抱きとめてくれたのは及川さん


「頼りになる可愛いマネージャーがいたおかげだわ！」

「あの声援がなかったら心折れてた」


そう言いながら花巻さんと松川さんが私の頭をわしゃわしゃと撫でる
されるがままの私は素直にそれを受け入れた
2年生や1年生にも飛び込んで、その度にお疲れ様と声をかける

私はコートにいなかったのに、自分が試合をしていたみたいに嬉しい


喜びも束の間、皆である一方を睨みつけた


次の試合は白鳥沢

絶対勝つ

みんななら勝てる



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