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「及川さん早く早く!!」
「待って!! 俺の財布どこ?!」
「お財布はテレビの前ですよ!!!」
ピンチ
大ピンチ
2人揃って遅刻なんて絶対しちゃいけない
起きたのがつい30分前
時計を見て慌てて及川さんを叩き起したあと、申し訳程度の朝ごはんを済ませ身支度も整える
今から走っていけば絶対間に合う
忘れ物があっても今日はもうしょうがないだろう
「おっけい行こう!」
「急ぎましょう…!」
鍵を閉めてよーいドン
及川さんは私の足に合わせて走ってくれている
「及川さんっ、先、行っててくださいっ」
「え、でも、」
「2人で着いたら、まずいでしょっ」
「…わかった、遅れないようにね!」
息切れの激しい私に対して余裕そうな及川さんは、ぐんとスピードを上げて走っていった
私は足を緩めて、もう遅刻でいいや、そう思ってゆっくり歩く
及川さんは3年生だし、今の時期の遅刻は良くないだろう
ゆっくり、とは言っても休憩程度
その後すぐに走り始めたら私はギリギリで遅刻を免れることができた
朝から疲労が襲ってきて、その日の授業は始終うとうとしてしまった
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観月(プロフ) - アキさん» 大丈夫ですありがとうございます!!!そう言っていただけるともっと更新頑張れます…! 本当にありがとうございます!! (2020年10月7日 20時) (レス) id: d67a3f96a5 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - コメントさせてもらっても大丈夫でしょうか。このお話大好きで更新通知が来るたびワクワクしています^_^ありがとうございます (2020年10月7日 16時) (レス) id: 91cac48c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:観月 | 作成日時:2020年10月4日 17時