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「A、朝大丈夫だった?」
昨日が休みだった分、珍しく部活のある月曜日
部活が始まってすぐ、及川さんに声をかけられた
ギリギリではあったけど遅刻ではなかったので、素直に大丈夫ですと答える
そこに岩泉さんが割り込んできた
「及川お前、惚けるのは構わねぇけどヘマすんなよ」
「なっ、ちょ、岩ちゃん声がでかいよ!!」
「あ? お前らまだ付き合ってないのか?」
「…はい?!」
岩泉さんの口から出た、信じられない言葉
不思議そうな顔をしている岩泉さんに、及川さんがタックルをかました
倒れ込んだ岩泉さんのもとに駆け込む
「い、岩泉さん今の…!」
「あー、悪ぃ俺の勘違いだ」
「Aは気にしなくていいからッ!!」
必死な及川さんを見ると、その真意を問わないわけにはいかない
今すぐ聞き出したいのに、顧問が来て練習が始まってしまった
ほっとした顔の及川さんを見て、絶対吐かせてやると腹の底で決める
「あぶね、」
「っ」
及川さんを見るのに夢中になっていて、ボールが飛んできているのに気付かなかった
間一髪で、国見の手がボールを弾いてくれる
「ごめん、ありが」
「及川さんばっか見るなよ」
「え?」
「…なんでもない、ちゃんと集中して」
「う、うん」
イライラしている国見に、ちゃんとしたお礼が出来なかった
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観月(プロフ) - アキさん» 大丈夫ですありがとうございます!!!そう言っていただけるともっと更新頑張れます…! 本当にありがとうございます!! (2020年10月7日 20時) (レス) id: d67a3f96a5 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - コメントさせてもらっても大丈夫でしょうか。このお話大好きで更新通知が来るたびワクワクしています^_^ありがとうございます (2020年10月7日 16時) (レス) id: 91cac48c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:観月 | 作成日時:2020年10月4日 17時