牛島若利の妹 "でした" 。４【及川徹】

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「ナイスー！」

「及川さんもナイストスありがとうございます！」


一試合目は私たちの勝ち
今度はチームを変えて、私と国見 対 阿吽の呼吸

あの二人を相手にできるなんてワクワクする
いろんなコンビネーションが目の前で見られるなんて思いもしなかった

及川さんのサーブを上げた国見に、入ってこいと合図して早めのトス

速攻もどきは綺麗に決まって、国見とハイタッチ


「ナイス！」

「いきなりあれは鬼だろ」

「国見なら入ってこれるじゃん」

「うっわ、ムカつく」


不満そうな国見の背中を叩く
一瞬眉をひそめたけど、なんだか楽しそうだ


「A、やるね…！」

「もぎ取ってやる…！」


3年生のプレッシャーに武者震いした


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「あーっ、悔しい！」

「俺たちに勝てると思うなんて100年早いよ！」


自信に満ち溢れた及川さんと岩泉さんに対して、肩で息をする私と国見
結果は惨敗

清々しい負けだ


「俺もAと組みてぇんだけど」

「待って岩ちゃん、今休憩だから！」


自分で作ったスポーツドリンクを飲む
いつもこんな感じなんだ
もう少し薄い方が飲みやすいかもしれない

体力の有り余ってる岩泉さんと組めるなんてなんだか頼もしい



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