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「あ、Aちゃーん!」
反射的に、牛島の背後に隠れた
今日は例の練習試合の日
私には拒否権を与えられることも無く強制参加
青城が到着早々、あのチャラ男の声が聞こえて…
「…A、知り合いか?」
「んーん人違いだし私知らないしあの人不審者」
「ちょっと! その言い方は酷くない?!」
「やめろ及川、Aが嫌がっている」
「お前には関係ないもんねーバーカバーカ!」
悪口のボキャブラリーが小学生だ…
しかもなんか牛島とはめちゃくちゃ仲が悪いみたい
そう思っているとボールを持って負のオーラをまとった頭つんつんの人が…
「っうぐっ?!」
「及川…いい加減にしろ…?」
チャラ男の頭に思いっきりボールをぶつけた
ピンポイントすぎる、コントロール力すごい
痛みに悶えるチャラ男を通り越して、私のところに来た
「うちのバカがすまん。ちゃんと言い聞かせておくから、もう心配すんな」
「あ、ありがとうございます」
え、
めっちゃいい人じゃん
めちゃくちゃイケメンじゃん
正直チャラ男なんかよりこの人の方が全然かっこいいんだけど
「…A、そろそろ準備頼む」
「分かった」
牛島の背後から離れて、水道に向かった
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作者名:観月 | 作成日時:2020年9月3日 17時