【炎炎ノ消防隊】彼女の心を溶かすため

不審者 ページ20

Aの脳裏にあの火事がよみがえる


「まずはそっちのガキから。あの火事を起こしたのは、お前の家族だ」


A「…え？」



Aは目を見開きその場に立ちつくす



「次はそっちのガキだ。お前の弟、今も生きてるよ」


森「なに？ ショウが生きてる…？ どういうこだ！？ ショウは骨も残らず焼け死んだって。大体生きていたらあの火事の時からどこに行ったんだよ！？ あの時ショウはまだ一歳の赤ちゃんだぞ！」


「誰かが何かを隠してるんじゃないのか？」



森羅先輩も動きを止める


「どうした？ 思い当たる節があるのか？」


森「それが本当だとしてもお前がなんで知っている？ なんで俺にそんなことを教える？ なにが目的だ？ わざわざここに何しに来た？！」


「俺に興味津々か。いいだろうお前らはなかなか見込みがありそうだからな」



森羅先輩と男が話している内容が頭に入ってこない



ただただ、あの時のことしか頭に浮かばない

昔の記憶→←突入

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す