#A【恋敵】 ページ10
千尋side
最近、Aの周りにいる奴がうるさい。
朝 「せーんぱいっ。お昼食べましょう!」
「2年のクラスまで来るな!」
そう言いつつも、Aは苦笑している。
・・・気にいらねえ。
千 「・・・おい水島、あいつ誰だよ」
舞 「ん?・・・あぁ、Aの後輩でしょ」
後輩・・・なんだ、単純に懐かれてるだけか?
あいつ意外と面倒見いいし、慕われてるとか
舞 「付き合ってるらしいわ」
千 「───え?」
付き合っ、てる?
Aと、あの後輩が?
・・・なんでだよ。
恋、知らないんじゃなかったのかよ。
なんで・・・そこにいるのが、俺じゃないんだ。
水 「あっ、ちょっと・・・廣瀬!?・・・ったく、ガキかよ」
恋を知らないって、嘘だったのか。
俺じゃなくて、あいつならいいってことは、俺は・・・
気を、使われたのか?
千 「・・・っ、ふっざけんなよっ・・・」
これをどこにぶつけたらいいのか、分からない。
いつだって俺の恋は、一方通行だ。
舞 「あらやだ、お試しだって言うの忘れたわね。・・・まぁ、いいか」
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