文芸部の日々2

喧嘩 ページ9

彩「上杉君とは全然だいじょ「上杉ィ！！」…」



若「なんでいきなりドアを開けるんだよ！！おかげで鼻が痛いだろーが！！」


上「お前がうるさすぎる。近所迷惑だ。」


若「なにおう！！」


上「やるか？」



ギャンギャンギャンギャーギャーギャー


んもううるさい！！


いつのまにか皆集まってきたけど……


翼と黒木君と悠飛はどっちが勝つか決めてるし！！


小塚君はオロオロしてるし！！


忍は動画撮ってるし！！


彩「２人ともうるさいから静かにしようよ！」


「「黙ってろ！！」」


ブチッ


もううるさすぎて我慢できない。


彩「もう！！いい加減にしなさーい！！！」


私はついにキレた。


火事場の馬鹿力って言うじゃん？


それが今出てきた。


私は双方の首根っこを引っ掴み、ベッドに投げ飛ばした。


当の２人、いや、私以外のみんなは何が起きたかわからないようだ。


状況について行ってない、ぽかんとした顔になっている。


彩「……もう近所迷惑。静かにしよう？」


そう言って出来る限りのニッコリとした笑顔を作る。


「「すみませんでした。」」


これでよしっと！


黒「アーヤのキレ方を祐樹さんから聞いたんだけど、いまいちピンと来なかったんだ。今ではっきりとわかったよ。」


しばらくしたのち、黒木君が言った。


あれ？


でも……


彩「私が最後にこういうキレ方したのはもう５年くらい前だよ？」


若「……kz男子軍、全員集合。」


そう言って私以外のみんなが集まった。


……私だけ除け者？


「アーヤは怒らせないように気をつけよう。下手したら黒木より怖い。」

「「「ああ。」」」

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