紫五色。 ページ16
主人公サイド
『...起きたんですね、良かったです。』
？「 ・ ・ ・ 」
せめて一言反応して欲しい。
終始無言だと、こっちが気まずい。
『どこか、痛い所はありますか？』
？「ぁ..ｹﾎｯ ｹﾎｯ...。のど、と、腕が少し。」
『...そうですか。』
一応、彼が痛いと言っていた所をメモする。
顔色は余り良いとは言えないが、見つけた時よりはだいぶマシだ。
『お名前をお伺いしてもよろしいですか？勿論、言いたく無いなら言わなくて結構です。』
名前を聞いておかないと不便だが、無理に聞きたい訳でも無い。
どうするかは、自分で考えるべきだ。
？「ｹﾎｯｹﾞﾎｯ...。兄さん、そう呼ばれてる。」
『わかりました。では兄様、率直に聞きます。貴方は、誰ですか。』
そう聞くと、目の前の彼はあからさまに嫌そうな顔をした。
まぁ、それもそうだ。
追われる立場な位だ。簡単に言える訳無い。
『...不躾な質問でしたね。今日はもう遅い
ですし、明日また少し質問させて貰います。 何かあったら、再びその鈴を鳴らして下さい。それでは。』
そう言って医務室から出た。
『...っはぁ〜。』
自室につくや否やベットにダイブする。
疲れた。大人の男の人とは、父さん以外と
まともに話した事が無かったからだろうか。
仕方がないだろう。母さんがそうゆう人だったのだから。
少なくとも、父さん以外の男は、交わした言葉より潰したタマの数の方が多い。
『...どうにでもなれ。』
少し投げやりなセリフを吐いて、僕は眠りについた。
ラッキーカラー
あずきいろ
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ジョーカー - これでもう終わりなのでしょうか？ (2022年8月1日 19時) (
レス) @page22 id: 73a2cb4f86 (このIDを非表示/違反報告)
時空神(プロフ) - 100票目頂きました！！！ (2020年5月10日 17時) (レス) id: 6b77cc19b7 (このIDを非表示/違反報告)
水蛙(プロフ) - らい太郎さん» そうですね。大抵、母は強いもんです。コメントありがとうございました！ (2020年2月5日 19時) (レス) id: 126ade854b (このIDを非表示/違反報告)
水蛙(プロフ) - どこまでもドアさん» (コメ返し遅れてしまってすいません...コメントありがとうございます。) (2020年2月5日 19時) (レス) id: 126ade854b (このIDを非表示/違反報告)
らい太郎(プロフ) - 母強し、お母さんには優しくしようと改めて思いました。とても内容が面白いです！最新頑張ってください！ (2020年2月5日 1時) (レス) id: 61d99012e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深海の宅配便 | 作成日時：2020年1月3日 21時
