【APH】愛を捨てないで【ヤンデレ】

ティノ・ヴァイナマイネン　“ストーカー” ページ14

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彼女を見つめ続けて、もう数年が経った頃だろうか。
仲の良い友人として接してきたけれど、彼女は何も疑わない



僕が貴方を心から愛していることなんて、微塵も感じたことがないんでしょうね。
満面の笑みを浮かべている貴方はとても眩しいです。





愛しています。






この言葉が言えないので、僕は心の中にそっとしまっておく。

言える日は……永遠に来ないでしょうね。





まあいいです。貴方の後ろにいるだけでも嬉しいので。








「はああ……」








見つめる先にいるのはAさん。

ずっと、見守ってあげますね。






＊





視線を感じるようになったのは、いつからだろうか。
毎日のように痛い視線が私を突き刺す



ティノくんは凄く心配してくれるし、友達も相談に乗ってくれる。







もしティノくんが犯人だったら……やめよう。
彼と接するのが辛くなっちゃうからね。



そうだ。気分転換に出かけよう。
きっと突然すぎてわかんなくなっちゃうよね！







「気分転換に、出かけてくるよ」




「気をつけてくださいね」









にやりと笑うティノくんなんて、見えなかった。






＊



色々なお店を回れたし、必要な物も買えたし、満足。
でも一つ気になるのが、ストーカーの存在。



また、視線を感じるのだ





早足で家に向かう







鍵を開け、すぐに閉める
テレビをつけ、恐怖を紛らわす




ニュースでは、この日に限ってストーカーの話題が出ていた
急いでテレビを消し、ベッドに座り込む








「……こんな時にメールなんて……」







確認すると、ティノくんと表示されていた。
このまま相談しようかな、とメールを開くと、鳥肌が立つような内容が書かれている






『楽しそうに買い物していましたね。貴方が楽しいのなら、僕は満足です。
　ですが、あまり後ろを気にしすぎると怪しまれちゃいますよ？
　ああ、あと。結構遅くまで出かけてましたね……。危ないじゃないですか、可愛い貴方が外をうろつくなんて。……このメールを確認したら、ベランダに出てみてください』







震える手で、窓を開けた




そこには、私の良き理解者だったティノくんがいた。









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以上、フィン君でしたー。
こんなことされたらガチで怖いですね。
かおるさん、リクエストありがとうございました！([∂]ω[∂])

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