【APH】愛を捨てないで【ヤンデレ】

オランダ　“監視” ページ48

＿








高校で初めて出逢って、彼に恋をした。だけどそれは片想いで終わってしまった

今じゃそんな片想いが懐かしく感じられる。




そして片想いから二年後、彼から話しかけることが多くなっていた。
二年前だったらうれしかったのに、と少しだけ彼を恨んでしまう






話す内容は普通の日常会話。
たまに不思議な行動をするのだが、その行動が怪しい



急に筆箱を確認していいか、と聞いてきたときは驚いた。いったいどういう意味なのだろうか。今もわからない









「……な、なに」









ずっと私を見てくる。
無言で、無表情で、ずーっと。







「なんでもない」









そう言って、彼は教室から消えていく。友人は、睨み付けるように見つめ、気を付けた方がいいよと言う




……怖い、ただそれだけだった。








＊






かれこれもう何週間も経った。
この微妙な雰囲気はずっと続いている

友人は守るように私に話しかけるようになっていた。
会話をしてたり、寝ていたりすると相手からは話しかけてこない。

だけど、一人になると突然現れ、話しかけてくる。男子が近くにいると滅茶苦茶睨んでその場から追い出すし、正直迷惑









「……ねえ、何で私に構うの」


「なんでやと思う？」









……わからない。どうしてこうなったかもわからない









「……お前が好きやから」









もっと前だったら、こんな最悪な告白じゃなかったら。
私はきっと、貴方の告白を受け取っていたのに。









「……ごめんなさい、今は好きじゃないの」









＿今の貴方を好きにはなれないの。









そう言うと、彼は無表情でこちらにむかってくる。









「じゃあまた、好きになればええんやざ」


「ど、どういう意味……」









目隠しをされ、視界は真っ暗になる。


そしてこう囁いたのだ









「ずっと、一緒や」






体は、動かなくなっていた。









＿
最初のほうは私の親友の実話。親友は今戦ってます。

方言とか、大丈夫でしたでしょうか。不安が残りますね…。違和感がありましたら、言って下さい。直します。

リヒトさん、大変長らくお待たせしました！ リクエスト、ありがとうございました！([∂]ω[∂])

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