【APH】愛を捨てないで【ヤンデレ】

本田菊　“ストーカー” ページ16

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私の部屋には、あの人の写真がたーくさん。



見たら誰もが引いてしまうくらい、気持ち悪いだろう






私にとっては、気持ち悪くなどない
それとは逆に、私は心地が良い




辺りを見渡せば、彼女がいっぱい。








「Aさんと付き合っていられるなんて、幸せですね」








本当に、幸せ。







＊







久々に、彼氏の家へ足を運んだ



彼が手料理を振る舞ってくれるとのことなので、私はそれにホイホイついて行ってしまった





チョロいなあなんて思いながら、彼の隣を歩く






ふと、口を開く








「ねえ、菊。私ね、菊と付き合えて本当に嬉しい」




「私も、嬉しいです。貴方と出会えて、本当によかったです」








幸せな空間が、続けば良いと思っていただけなのに。









＊








彼の家に着くと、リビングに案内された。

彼の匂いがする。変態じゃないよ








料理を温めているから待っててくださいと言われ、テレビに目を移す






「あ、そうそう。私の部屋には、くれぐれも入らぬようお願いします」





そんなこと言われたら、誰でも気になっちゃうよね。
キッチンに立っている彼に目を盗み、彼の部屋のドアノブを握った





するとそこには、壁一面に貼られた私の写真が。
机の上にも散乱しており、目を伏せたくなった






見なかったことにしようと振り返ると、にこにこと笑っている彼の顔が。









「だから入らぬように、と申したのに」






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ドイツと祖国でしたー。
書いててとても楽しかったです。
黒蝶さん、リクエストありがとうございました！([∂]ω[∂])

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