蒼い燈 Aoi_Hikari 21 (ページ22)

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康二「あーあ、1番ややこしいのに見つかったな。笑」

またもやキンプリも稽古に丁度来たところらしくて

廉「A髪切ってるやん！…って、おい、お前またご飯食べてないやろ…っ、」

亮平「俺も思った！髪切ったんだね！」

「ばっさりいっちゃいました」

康二「やっぱりAといえばその髪型やな、似合ってる」

「ありがとうございます」

廉「そんなんどうでもいいって！ご飯は？！」

「あ！康二君に渡す物があって」

髪の毛で思い出した

今日ここに来たもう1つの目的があった

亮平「廉のことはフル無視なのも安定だね。笑」

康二「渡す物？」

「これです」

鞄から小洒落た小さな紙袋をそっと取り出して康二君に渡した

康二「…空けてもいい？」

「はい」

中身を開封すれば、出てきたのはちょっと高級そうなシャンプーとトリートメント

亮平「え、めっちゃ良いやつじゃん！」

廉「え、なにこれ

Aが買ったん？なんで？俺にはないん？え？」

「あの、1回黙って？１回とは言わず何回でも」

亮平「相変わらずのあたりの強さ。笑」

「柊真君からの上京祝いだそうです」

康二「え、柊真に会ったん…？」

「髪の毛切ってもらったんです

自分で渡すのは恥ずかしいから代わりにお願いって言われて」

康二「…そう、ありがとうな

柊真にも連絡しとくわ」

「はい、お願いします

柊真君、SnowMan加入おめでとうって言ってました

俺もスタイリストデビュー出来るように頑張るって…」

康二「そっか…ありがとう

スタイリストデビューしたら俺も美容院行こかな」

退所しても続くこの関係性に羨ましく思った

亮平「じゃあ俺ら今からYouTube撮影だから行くね」

「頑張ってください」

康二「ありがとう

明日から大阪やろ？今の内にちゃんと体休めとき？

あ！後食べること！ほんまにグチグチ言われんで！笑」

廉「それは大丈夫、今から俺と焼肉やもんな？」

「え、？」

安定のアホ僧はとんでもないことをぬかす

戸惑う私の肩に容赦なく腕を回してきた

「そんなん約束してませんけど、」

廉「今決めた

だって太らなあかんのやろ？焼肉が手っ取り早い」

康二「相変わらず強引なんやからもう。笑」