蒼い燈 Aoi_Hikari 21 (ページ23)

今日:10 hit、昨日:11 hit、合計:98,678 hit

確認 3 ページ23

廉「ほい、カルビ焼けた」

「カルビ胃もたれする」

廉「お前は何歳やねん！

ほら、食べろ食べろ…ってまだ皿に俺が焼いたハラミあるやん！早く食べろって」

「もうマジでペース早いしお腹いっぱいやねんけど」

廉「は？お前全然食ってないからな？」

「…うざ」

廉「なんか言った？」

「別に…」

YouTube撮影があるとそそくさとレッスン場所から去っていったSnowMan達を見届けた直後、宣言通りに攫われるかの如くそのまま焼肉屋へ連行された

いくら髪を切り見た目は男の姿で身バレ防止のために変装してるとはいえ、2人っきりでご飯なんか絶対しないと決めてたのに勢いに圧倒されて気付けば2人で七輪を囲んでた

とは言っても、知り合いのお店の焼肉屋らしくて他のお客さんは入れない通路にある特別な個室に通されて

未だに個室の食事を警戒する私への配慮だと思うと強引なもののやっぱり何だかんだ優しいやつなんだと思う

廉「仕事は順調？」

焼くことを辞めず、トングを持ちながら一言そう言った

「廉こそ」

廉「え、俺？」

「こんな私に付き合って焼肉食べてる程暇じゃないんやろ？」

廉「別に夜ご飯ぐらいいけるし

噂で聞いたけど、関西Jrを売り込むのに大阪と東京を行き来しまくってるって」

「…何かちょっと違いますけど」

廉「え、違うん？」

「大阪と東京を行き来してるのはISLANDの仕事と関西Jrの現地での仕事を掛け持ちしてるからです

まあ確かに東京に来る度横山君とか村上君に紹介してもらったお偉いさん方とご飯行ったりはしてるけど」

廉「あながち間違えてないやん

どうなん？順調？」

「正直な所ビックリするほど順調」

廉「え、まじ！」

「まだ確定してるものはそんなに無いけど、貰える可能性のある大きな仕事が何個もある感じ」

廉「もうそれはなにわ男子デビューやな」

その一言におもわず顔が引き攣れば、その一瞬を見逃さまいと私から視線を外そうとしない廉