蒼い燈 Aoi_Hikari 21 (ページ40)

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年下組の逆襲 4 ページ40

side 西畑大吾

丈「ごめんな、急に誘って」

「いや、全然

丈君こそリューンの稽古で忙しいんじゃ？」

丈「明日休みやし気にせんでええで？」

まいジャニ収録後、珍しく丈君に誘われてご飯にやってきた

こんなに急に誘ってくるなんて何かある

きっとそれは、

「…みっちー達ですか？」

そう言えば、お酒を少し口に含んで口を開いた

丈「…いや、そりゃ、めっちゃ嬉しかったんやけどさ」

「…分かりますよ、その気持ち」

なにわ男子結成直後、グループを組んだ経験のある俺達とは違って、グループを組んだことによる大切さとかも何も知らなかった

グループでいるからこそ知名度も増えたり仕事も多く貰える一方、何かあった時に連帯責任になるという重さだってあるし、迷惑を掛けやすくなる

確かに、みっちー達がそんなことなんて知らなくて当然

結成してすぐの時はそんなことでよく怒っていた

そんな彼らがいつの間にか、なにわ男子のことを考えて自ら舞台のお手伝いに申し出た

丈「…何も出来んかった息子達が旅立っていく感じがして」

「寂しい気持ち出ますよね…」

成長したことは勿論嬉しくて仕方ないけど、何故か残るこの寂しさ

丈「まあ、あれやな。俺らも負けてたらアカンってことやな」

「そうですね」

今回のこの機会があったからこそ、彼らの成長も感じたし、自分達も頑張らないとと再度鼓舞できた

よりデビューへの気持ちが高まった１日になった