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新体制春松竹 ページ11
side 西畑大吾
初日を迎えた春松竹
「お疲れ様でした」
通りかかるスタッフさんに挨拶しながら楽屋に帰っていく
初日を終えて
正直、危機感をひしひしと身をもって感じた公演になった
まず、ライバルグループの成長
昨日までまだ拙かったlilかんさいのGame of Loveの振りも完璧とは言えずとも、かなりの所まで詰めてきてた
西村だって、あんなにソロパートをもらってたし期待値が高くなってるのは一目瞭然
Aぇの新曲もグループの個性全開やったし、何よりコントでの笑いは人一倍かっさらっていってた
無所属のメンバーだって個々の特技を活かして必死にアピールしてた
そして、自グループだって負けてなかったのは事実
今回の春松竹ではそれぞれバラバラになって他のグループのメンバーとシャッフルで歌う機会も多くて、それぞれがセンターで踊ることも沢山あった
他のメンバーに負けず劣らず、センターとしての覇気もしっかり出てたし、パフォーマンスも頑張っていた
コントも、大爆笑を取れたかと言われればまだ未完成な部分も多くあるけど、全員が全力で面白くしようと動こうとはしていた
1番の危機はこのメンバー達じゃない
楽屋のゾーンに到着したものの、俺は一目散に自分の部屋では無いある楽屋に入った
すると、そこには既に丈君とAもいて
皆思ってたことは同じなのか、と
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作者名：柚月
| 作成日時：2020年2月14日 22時
