仰げば尊し2 (ページ23)

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5話-2 ページ23

そのあと、樋熊先生と奈津紀先生は校長室入り、校長先生と教頭先生と話していた
私たちはそれを立ち聞きしていた
その話の結果が分かったのは放課後だった
皆が校長室の前へとぞろぞろ集まってきた
高杢『おーい、ちっとも動きねぇし。』
古庄『先生、ちゃんと話してくれてるのかな？…』
扉が開き、ドアの部に古庄と高杢くんがぶつかって転んだ
そこに先生たちが出てきた
渚『…先生。』
樋熊『辞退は取り消してもらったよ。』
それで皆大喜びでも、先生たちが少し苦い顔をしていた
奈津紀『ただ…ちょっと問題があって…』
その問題が…なんと
古庄『部活禁止？！』
渚『あの部活禁止って…』
教頭『合宿先で明宝高校とトラブルを起こしたペナルティだ。』
安保『音楽室使えねぇのか？！』
A『しかも、10日間禁止って…』
教頭先生は紙を指差して去っていた
渚『皆、少しの間我慢しよ。』
そういって渚が励ましてくれたけど
木部『少しって、地区大会まで後１ヶ月しかないんですよ！！』
古庄『あーあ、もうおしまいだー！！』
樋熊『大丈夫だ。』
古庄『大丈夫じゃないっすよ。楽器はちょっとでも吹かないと奏法切れって先生じゃないっすか！！』
樋熊『楽器を吹くなって誰が言った？』
皆その言葉を聞いて驚いていた
蓮『持ち帰って練習すればいいんじゃない？』
A『確かにね。楽器は何処でも吹けるし…』
でも、家で練習できない人がいる…これは全員でやるのは難しい
三沢『しかも合奏は音楽室じゃないとできないし…』
樋熊『できるさ。』
奈津紀『場所が無いなら新しく作れば良いのよ。』
渚『そうですよね！！』
高杢『音楽室作るの？！』
桑田『どうやって？！』
裕人『じゃあ、行くか。』
そして、私たちは外に移動してきた