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不人気を励ますだけの話[so] ページ44

・小春とシャオさんが付き合ってる設定です。

・軍パロではありますが本編の時間軸とは関係ありません。


俺には個性がない。


グルッペンのようにみんなを引っ張っていくような、先頭に立てるような自信がない。


大先生のようにみんなに優しく、穏やかな笑みを浮かべられるわけでもない。


コネシマのように場を元気にするような勇気もない。


オスマンやエーミールのように博識でもなければ、トントンやひとらんのように皆を優しく包み込むような包容力もない。


でも、こんな事を君に言ったらきっと嫌われてしまう。


悲観的になりすぎですよ、って、一緒に居てつまらないです、って。


それなのにどうして、?


小春「よしよし、シャオロンさんはよく頑張りましたよ」


シャオ「っぐ、ぅ……でも、俺、みんなのために……なんも役に立てて……」


小春「大丈夫です。シャオロンさんは皆さんによく話しかけに行ってるじゃないですか。皆さんの心の拠り所なんですよ。話しかけてくれるシャオロンさんは」


シャオ「っぅ…でも……でも…」


小春「……シャオロンさんは悲観的になりすぎですよ」


あぁ、やっぱり小春もそう思っとるんや。


悲観的でどうしようもない俺を、面倒くさいって思っとるんかな。


シャオ「おれ…っ、ひぅっ、…おれ、めんどくさい…?いっしょに、いて…つまらない…?」


そう言えば彼女はまた俺の頭をわしゃわしゃ雑に撫でて、


小春「…何言ってるんですか。つまらないわけないじゃないですか。面倒くさいとも思ってないし、人は誰しも弱いんです。不安にならない人間なんていないんですよ?」


シャオ「でも…っ、でもっ、!おれ、すぐ泣くし…一人で不安になって……」


小春「それの何が悪いんですか。それに、一人じゃないですよ。私が居るし、幹部の皆さんも居るじゃないですか」


彼女は確かに"一人じゃない"そう言って微笑んだ。


シャオ「すきっ…ほん、ま、…すき…なの…みんなの事も、こはるの、ことも……!」


小春「……私もですよ、私も、幹部の皆さんも大好きですし、シャオロンさんの事も、大好きですよ」


彼女はそう言い桃色の瞳を歪ませた。


涙でぐにゃぐにゃに歪んだ俺の視界から、ぼんやりと見えた彼女の表情は、今にも泣きそうな、でも幸せそうな顔に見えた。

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(プロフ) - 青色さん» 青色さん初めまして!お読みいただきありがとうございます…!青色さんの応援を糧に更新頑張ります…! (2017年8月19日 17時) (レス) id: 875c609fe1 (このIDを非表示/違反報告)
青色(プロフ) - どうもはじめまして!小説読ませてもらいました、とても面白い内容で楽しく読んでいます。更新頑張ってください(*´ω`*) (2017年8月19日 10時) (レス) id: ebc2e5e0a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年8月17日 22時

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