あるじは僕の…

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ロボロsid

「なぁ、ロボロなんで顔に紙？布？付けてるん？」

「ん？これ？」
そう言って天と書かれた布に触れる

「そや！なんで取らへんの？」

「ん〜約束やからかなぁ」



〈なぁロボロ〉
〈なーに〉
〈その布外しちゃダメだぞ〉
〈なんで？〉
〈お前を守るための布だからだ…絶対にその布を外したらダメだぞ、とーさんとの約束だ〉
〈ん！わかったやくそくぅ〉

父はなんでも教えてくれたな…

「ロ…ボ……ロボ…ロボロ！」

「んぁっ何！」

「ボーッとしてたで？」

「ご、ごめん……なぁゾム」

「俺も質問してええ？」

「おん」

「その耳と尻尾なくせへんの？」

「尻尾はできるで！」

「耳は？」

「耳は結構力いるねんで？」

「じゃあ耳はこのパーカーで隠しとき」

「どうしたんこれ！」

「作った」

「作ったん⁈すご！」

「すごくはないで？」

「なんでや？こんなん俺には作れへん…」
「それに…役に立てることなんて無いんやし…」

「？そんなことないで？ゾムは十分役に立っとるで！」
「やってな？ゾムと居ると楽しいし…すぐに獲物も見つけられる…ゾムと一緒だとあったかいんやで？俺ゾムに会えてほんま良かったと思っとるで！！やからゾムは役に立っとるんや！」

ゾムが少し顔を赤らめて照れているのがわかる

「あ、ありがと…ロボロはそんな風に思ってくれてたんやね」

「んふふw当たり前やろゾムと俺は友達で家族なんやから！」






家族…うんやっぱりあったかいなぁ

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