あるじは僕の…

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ゾムsid


チッ…すごく痛い……
なんでや仲間のはずやろ…
あぁ、動けないやんか…









.









「大丈夫？」



っ……人間！やばい…
はよ逃げんと！

一歩づつくる人間…
「グルル…」(来んなや！)

あぁ、くそっ足が動かへん…


「？あぁ、ほら大丈夫やで？」
ぽすっと弓と矢を放り投げる人間…


「…」



「動かんっとってな？」



「ガゥ！…グル」(触んな！)





ザシュ



人間から赤い液体…血が流れる

「っ…」


それでも手を休めず足に何かを塗っている…

「ごめんな…いきなりでびっくりしたんよな」

…何言っとん？人間のこと殺そうとしたんよ？


「お前…動けないんやろ？うちに来る？」


「グルル…」(お前みたいなチビに運べるわけないやろ？)


…そもそも…殺そうとしたんやで？危ないやろ…









．















でも……このままここに居ってもなぁ


「うーん、このままだと熊とかに襲われるよな…」


あいつらとは違うんか？…


「よし！決めたで！うちに連れてくそれでもええやろ？」



「グル…」(もう好きにすればええやん…どうせ動けへんし)



…ん？待ってどうやって連れてくん？？？





「暴れんとってな？」


ふわっ





へ？担がれとるん？…僕…

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