Want to live. Ⅴ (ページ44)

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にわか雨にご用心ページ44

「あした天気になぁれ」シリーズの第四弾です！
一応設定だけ書いておきますが、大まかな流れは前作からご確認ください！

宏太(25)慧(23)涼介(17)侑李(17)兄弟設定

侑李side

宏太「うわー、終わんねぇ」

慧「ちょっと宏太！場所取りすぎだから！」

涼介「2人とも静かにしてよ！」

朝起きてリビングに行くとなんとも慌ただしい空気。

侑李「みんなどうしたの？」

そう問いて、3人の話を聞くところどうやら仕事やら課題やらが終わっていないらしい。

宏太は仕事のプレゼン資料、慧は病院で受け入れる研修生のための資料作り、涼介は明日の登校日に提出する課題。

それぞれがそれぞれの締め切りに追い込まれているようだった。

せっかくのお休みなのにみんな忙しくて、話すら聞いてくれない。

みんながテーブルを使っているから、僕は部屋の隅に座って菓子パンを頬張った。

侑李「つまんないなぁ、」

年上2人が忙しいのはよくあることだが、涼介まで構ってくれないとなると何もできない。

ぼーっと面白くもないテレビを見てたらあっという間にお昼時。

侑李「ねぇー、ご飯たべようよ」

宏太「ごめんつくってる暇無いわ、コンビニで4人分のご飯買ってきてくれるか？」

ご飯の時くらいみんな構ってくれるって思ったのに、頼まれたのは買い出し。

机の上に無造作に置かれた五千円札をしぶしぶポケットの中にしまって僕は家を出た。

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