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裕翔side
慧ちゃんが俺たちの前で体調を崩した日から、1週間。
あのあと、慧ちゃんが俺たちの病室に来ることは無かった。
会いに行こうにも一般病棟に足を踏み入れたことなんてなくて行けずじまい。
俺も侑李も次第に口数が減り、今に至る。
あの日から侑李はずっとしょげていて、元気がない。
裕翔「侑李？おさんぽ………」
侑李「……んーん。今日はやめとく。」
裕翔「院内学級いこ？」
侑李「あんまり具合がよくないから、、」
環境や感情の変化が体調に現れやすい侑李は、目に見えて弱っていた。
院内学級も近頃は俺1人だけで向かうようになっていた。
涼介「今日も裕翔だけか……」
裕翔「具合良くなくて、ひかもやめといたほうがいいって言ったから。」
2人の空間はやっぱり寂しくて、いつもは少し静かにしてくれって思う侑李の泣き声が恋しくなってみたり。
そして今日も2人きりの授業を終えて病室に戻ると、さっきまでいたはずの侑李が、ベッドごと居なくなっていて俺のベットが寂しそうに取り残されていた。
裕翔「ゆうりっ……」
侑李に何かあったことだけは間違いない。
血の気がサーっと引くのがわかる。
急いで廊下に出ると、ちょうどひかと鉢合わせした。
光「侑李、大きめの発作起こしてICUにはいった。」
ICUは俺も侑李も大嫌いなお部屋。
真っ白で何もなくて、でも機械音はうるさくて。
光「必死に、裕翔って呼んでた。発作の時。会いに行こっか？外までだけど。」
俺は、ひかに手を繋がれて歩き始めた。
ひかの手は俺がいつも繋いでる愛しい手より何倍も大きかった。
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凪(プロフ) - まちゃさん» 嬉しい感想ありがとうございます！はじまりのメロディ読ませて頂いているのでコメント頂けて光栄です、、！ (2020年1月25日 18時) (
レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
はっちゃん - ヒカリを読んで、0or50も読んで、最後に目頭が熱くなりました。明日読んだら…泣いちゃうかな。笑い これからも頑張ってください! (2020年1月21日 20時) (レス) id: 0d57913dc4 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - ありやまの時のヒカリから見ていましたがすごい感動しました！友達の大切さもわかります！この小説も前作もとても素敵なお話でした！ (2020年1月17日 21時) (レス) id: a73d88ca23 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - なつめろさん» そのような感想を持っていただけて本当に嬉しいです、！ありがとうございます。 (2020年1月10日 23時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 僕としーちゃんさん» 嬉しい感想ありがとうございます！次も頑張ります、、！ (2020年1月10日 23時) (レス) id: 1693d0e47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2019年7月16日 12時
