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宏太side
宏太「……入院、ですか。」
慧を小児科に連れてくると、思ったより状態は悪かったようで。
「食事どころか、水分も取れていないようですので、数日点滴しながら様子を見ましょう。」
宏太「……はい、よろしくお願いします。」
唐突に決まった入院。手続きなんかも初めてで色々と手こずってしまう。
慧「……おにいちゃん、」
宏太「慧の具合悪いの先生が治してくれるから、すこーしだけお泊まりだよ。…でもにいちゃん毎日来るからな。」
不安そうな顔をする慧を一人、病室に置いてくるのは心が痛かったが俺も学校に行かなくてはいけない。
宏太「…4時間目か、」
朝からバタバタで遅刻連絡もできなかった。
俺は怒られるのを覚悟しつつ、学校への道を全力で走った。
・
やはり遅刻連絡が出来なかったのが良くなかったらしい。
学校に着くと、沢山の先生からの怒りの置き手紙と課された課題が山積みに。
放課後もバイトに行ってから、光を迎えに行って、夜ご飯も作らなくちゃいけない。
宏太「…はぁ、」
気がつけばため息が出ていた。
大貴「……薮ちゃん平気？今日遅かったね、」
俺の心配をしてくれたのは、中学からの友人である大ちゃんだった。
宏太「…んー、まぁね、」
大貴「顔色も良く無いし、疲れてるみたいだよ、ゆっくり休んでね。」
俺の肩を叩いて励ましてくれる大ちゃん。
嬉しさがある反面、普通の暮らしが出来ている同級生がちょっと羨ましくなったりもした。
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新道踏切(プロフ) - リクエストお願いします！伊野尾くんが心臓病でいつも心配してくれるやん家族に反抗期で、冷たく当たる話が読みたいです(*^^*)毎回楽しく読ませて頂いてます！更新頑張ってください!! (2021年1月14日 8時) (
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作者名：あむ
| 作成日時：2020年12月19日 20時
