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宏太side
その日から始まった忙しすぎる日々。
少し早めに起きて、光を保育園に預けてから慧の病院にお見舞いへ。
その時点で時間ギリギリなので、走って学校に向かって授業を受ける。
大貴「薮ちゃん、お昼たべないの？」
宏太「……あ、あぁ。お腹空いてないんだよね、」
…これも本当は嘘。
朝の予定に慧のお見舞いが入ったため、新聞配達のアルバイトに出られなくなったので生活費がカツカツで自分のお昼を食べる余裕すら無かった。
しかも慧の入院費用で出費が嵩む。
忙しすぎる生活に、溜まっていく疲労。
睡眠時間なんて殆ど取れなくて。
やっと3日やり退けたと思っていたのに、慧の具合がまだ良くならず入院も伸びてしまった。
宏太「…はぁ、」
大貴「薮ちゃん、少し休んできたら…、？」
あまりにも疲れ切った俺を心配してくれたのか大ちゃんが保健室へと促してくれる。
俺も正直限界だったので、保健室に向かおうとすると足の力がふっと抜ける感覚。
…どうやって立つのかわからない。
宏太「……あっ、」
自分が今どんな状況かも理解できなくて、視界は暗転した。
・
宏太「……あれ、俺….」
雄也「おー、目覚めたか。」
「今時、教室でぶっ倒れるなんて珍しい生徒だなぁ。」
開眼一番に飛び込んできたのは、チャラいで有名な養護教諭。
雄也「…酷い顔色に、隈。ちゃんと睡眠とってんのか？」
「…ちゃんと休まねぇと。」
俺は聞き飽きたそのフレーズにどうしようもなく腹がたってしまった。
・
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新道踏切(プロフ) - リクエストお願いします！伊野尾くんが心臓病でいつも心配してくれるやん家族に反抗期で、冷たく当たる話が読みたいです(*^^*)毎回楽しく読ませて頂いてます！更新頑張ってください!! (2021年1月14日 8時) (
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作者名：あむ
| 作成日時：2020年12月19日 20時
