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マルフォイは名前を呼ばれるとふんぞり返って前に進み出た。
彼の望みはAの希望とは別に、あっという間に叶った。
Aはマルフォイの人格矯正のため、彼より優秀な人の多いレイブンクローか、優しさに満ち溢れたハッフルパフあたりを望んでいた。
だが、帽子はマルフォイの頭に触れるか触れないかのうちにスリザリン！と叫んだしまったため、彼にはAの「攻撃的な思想を捨て去るための教育」が強制的に施されることが決まってしまった。
マルフォイは満足気に仲間のグラッブとゴイルのいる席に着き、何者かが送る、熱心な視線に身震いした。
ムーン、ノット、パーキンソン、双子の「パチル」姉妹、パークス・サーリアンとそれなりにAの興味を引く生徒達の組み分けが行われた。
そしてついにハリーの名が呼ばれ、Aはわざとらしく大広間を見渡し、ハリーにグッドサインを送った。
ハリーが進み出ると、広間中に小さな囁き声が波のように広がった。
「ポッターって､そう言った？」
「あのハリー・ポッターなの？」
Aはハリーが特別で、有名な存在であることを再認識すると共に、ダンブルドアの頼みの1つがハリーの親友になることなのかを不思議に思った。
ダンブルドアがAを信頼しておらず、この頼みによって駒としてのAを見極めようとしているのは明白である。
ダンブルドアは何故、駒として使い所が多い、大事なハリーを得体の知れない自分に預けるのか。
Aはそれが何が起きようと対処できるという自信の表れなのか、それともハリーはダンブルドアにとってそれほど重要ではないのかを決めかねていた。
Aの考えが１周回ってひと段落した頃、帽子はハリーをグリフィンドールに組み分けた。
最高の割れるような歓声の中、ロンはAのファミリーネームがRで始まることを思い出した。
ついにAの名が読み上げられ、Aは再びこの学舎での生活を送れることに対して歓喜に打ち震えた。
周囲には緊張で震える初々しい1年生に見えただろうが、Aはただ、ホグワーツでの素晴らしい記憶を思い出し、感極まっていただけであった。
ハリーやロンはAが緊張しているのだとすっかり思い込んで、今までのAの余裕そうな表情を思い出し、少し意外に思った。
組み分け不安系夢主と盛大に勘違いされるレベリオ先輩
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
今日の出来事
殺人後にすっきりした発言をする、
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ちょもらんま(プロフ) - 読んでるうちについつい引き込まれてしまいました！とても面白いです‼︎ (1月31日 21時) (
レス) @page24 id: fde2bdf9e9 (このIDを非表示/違反報告)
3U(プロフ) - よしきちさん» 褒めていただきありがとうございます。^_^非常に励みになります！ (2023年4月5日 14時) (レス) id: b485eff58a (このIDを非表示/違反報告)
3U(プロフ) - ヨモギ★さん» 応援ありがとうございます。拙いながらも更新頑張ります！ (2023年4月5日 14時) (レス) id: b485eff58a (このIDを非表示/違反報告)
よしきち(プロフ) - なんやこれ…めっちゃおもろい…！レベリオ先輩すこ (2023年3月19日 18時) (レス) @page6 id: b55f288d8c (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ★ - めっちゃ面白いです。更新頑張ってください (2023年3月17日 23時) (レス) @page7 id: 7ed4df6cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：3U | 作成日時：2023年2月28日 18時
