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寝ようかと思ったけど、今度は英太から電話がかかってきた。
若干重くなりつつある瞼を瞑ったまま出る。
目を瞑っていれば用件終わったら一瞬で寝れるでしょう!
「もしもし、結城?」
『結城でーす。何だい?』
ふざけた様に言うと、英太は少し笑い、眠いんだな、とだけ呟いた。
何で分かるの。
「明後日部活休みなんだけど、どっか行かね?」
目がカッと開き、眠気がどこかへ飛んで行った。
英太からのお誘い……!!?
でも、白布と約束しちゃったし……。
嬉しくて仕方ないけど、断らなきゃだ。
『行きたいのは山々なんだけど、その日は白布と出掛けるから……ごめん!!』
「……は?お前、白布と出掛けんの？」
声のトーンが少し低くなる。
白布と、って言わない方がよかった…?
『また機会があったらどっか出掛けよーよ……どした?静かだな』
「いや、そんなに白布と仲良かったかなって思って。昼の飯といい出掛けるといい…」
あー、なるほど。
一気に急接近したから驚いてるとか…?
うーん、何と言えばいいものか。
「でも、白布ってお前の事好きだか…やべ」
今、なんつった。
「ちょ、今の気にすんな。忘れろ!」
電話の向こうで慌てた声を出す英太。
知ってたの!?
詩織の言う通りだ……。
『いや、だって白布私に告白…』
私もつい、口が滑ってしまった。おい、私の口よ閉じろや!!
やべ、白布に怒られる。
英太は更に驚いた声を出す。
「もしかして、白布お前に告ったの!!?」
『声がでかい!!耳死ぬ。うー、あー、ま…ね』
後ろの方は小声になったけど、ちゃんと聞こえたらしい。
英太は呆然としているんだろう、見なくても声で分かる。
「まじか……………電話切るわ…寝る……」
『いい夢見ろよ………おやすみ』
「おやすみ………」
溜め息混じりの声と共に、プツン、と電話が切れた。いい夢見ろよ、なんて冗談混じりの事をよく言えたな私。
どうしよう……英太が変に白布に言わなきゃいいんだけど…もし、そうなったら白布に怒られる…軽蔑される…!!口が軽すぎると…!
嫌われるのが嫌、と思った。
なんでだろ?ま、嫌われるのが嫌なんて、誰でも思うでしょ、変じゃないよね。
そんな風に自己完結したけど、こんな些細な思考が既に、白布に揺らいでる証拠なんて、その時は思いもしなかった。
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鏡花 - 速水ヒロcv前野智昭love♪さん» 垢違いますが本人です、レスを私に消してしまったのでもう一度返信します…この他には書いてません〜！面白いと思えて頂き嬉しいです！ありがとうございます〜 (2019年1月2日 22時) (
レス) id: 13d9506c19 (このIDを非表示/違反報告)
速水ヒロcv前野智昭love♪(プロフ) - しらぶんの声優も好きなので本当に面白かったです。このお話の他にもお話ってあるんでしょうか？ (2018年7月14日 18時) (レス) id: 5e287a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
鏡花(プロフ) - 速水ヒロcv前野智昭love♪さん» ファン!!?凄く嬉しいです〜!女子になった気分…（笑）そうですね、私も恋する女の子のつもりで書かせて頂きました（笑）コメント有難う御座いました。 (2018年7月14日 16時) (レス) id: 9ea6e76f96 (このIDを非表示/違反報告)
速水ヒロcv前野智昭love♪(プロフ) - 知人から進められて読んでみたら鏡花さんのファンになりました。凄く面白かったです。俺白布が好きだったんで女子になった気分で読みました(笑) (2018年7月13日 0時) (レス) id: 5e287a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
鏡花(プロフ) - 雪洞さん» 来てくれてありがとう!瀬見くんは…ぐぐってください（）そうしか言えないよ(( (2018年4月29日 14時) (レス) id: c3425be62a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡花 | 作成日時：2018年3月5日 17時
