注意14 ページ14
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SU「あ、Aじゃん。久しぶり」
「シウ.....」
JK「誰」
サイジェェェリアでパスタを食べたあと、買い物をしに街まで出てきた。
そしたら急に声をかけられて誰かと思ったらジョングクの前に付き合ってた彼氏。
中学生の頃だからすぐ別れたし思い出もほとんどないけど、ファーストキスは残念ながらジョングクではなくて。
「あ、えっと、」
SU「Aの元カレです」
JK「ふーん」
SU「あそこの店でお揃いの服買ったの覚えてる?」
覚えてるよ。
薄っぺらいTシャツだから今は掃除用の雑巾になっちゃったけどね。
JK「もういいですか」
SU「あー、すみませんデート中でしたよね」
JK「A行くよ」
SU「あ、最後に確認したいことあるんだけど」
「何?」
振り向きかけた足を元に戻すとシウが近づいてきて肩にかかる私の髪の毛をすくい上げるとにっこり笑った。
気持ち悪。
SU「あの傷治ってよかったね」
「っ、触らないで」
SU「ごめんごめん。じゃ、また」
私の記憶から完全に消してたのに。
どうして思い出させるの。
傷があった場所に手を当てるとあの時の恐怖が押し寄せてきて体が震えだす。
JK「A、」
「いやっ!」
JK「.......、」
「あ、ち、違うの。ごめん」
震える私に伸ばされたジョングクの手を思わず払ってしまった。
JK「今日は帰ろう」
「.......うん、」
大丈夫、って手を握り直して来たばかりの街を出る。
何も話さずにただジョングクの家をめざして歩くだけ。
その沈黙が少し辛かった。
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MF - ホソクさんカッコイイ (2021年3月19日 14時) (レス) id: 173fa5324a (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - Rionさん» 遅くなってしまってすみません...!少しずつですが頑張ります! (2020年12月14日 1時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
Rion - すごく面白い!早く続きがみたいです!! (2020年9月28日 22時) (レス) id: 5112e4be40 (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - にこさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年8月30日 14時) (レス) id: 3719d2f160 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 面白いですねw更新頑張ってください!これからも応援しています* (2020年8月3日 23時) (レス) id: ca2700ca3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しお | 作成日時:2020年5月20日 15時